青空ひとりきり
「氷の世界」を聴いていた。
歌詞がいろいろグサグサと刺さってくるアルバムだね。
キャバ200程の小さな小屋で萩原健一さんが「白い一日」を唄っている夢をみたことがある。
”お父さん、僕はあなたが大好きです”とセリフのあと“♪僕の一日が〜”と唄っていた。
多分、当時再会する前の親父への詫びの気持ちが混ざった夢だったのだろう。そういやぁ親父の危篤での列車の中でも井上陽水さんの「たいくつ」を思い出していたっけ…
タイトル曲の「氷の世界」も忌野清志郎さんの作曲の「帰れない二人」も「自己嫌悪」も…ああどの曲も好きだな。
「FUN」もいいね。
君は雨を見ているの?
雨を見てるふりだけなの?
日記に書いてることはやっぱり悲しいことかな? それとも今日から日記をやめると書いているのかな?
とか…捉えたシーンへの膨らむ想像…
とても距離感のある視線なんだが、その距離のある相手の喜びを願う優しさに溢れている。
想像を巡らせて自分マインドで遊ぶのが好きだな。多分今でも。
子供の頃から“ともだち”というモノの明確な定義が自分の中に欠落していると思うんだ。歳を取るにつれてなんとなく埋まってきたような気はしているけど。
それでも晒したくない過去を話す時もある。この人になら知られても構わん、と思う方達には。嫁さん含めてせいぜい5〜6人だろうかね。そう思える人はなかなか少なくてね。
「氷の世界」の次作にあたる「招待状のないショー」も好きだ。
陽水氏が御結婚される頃の作品だと聞いたことがあったが、心の奥底へ潜り込んでいく部分と外へ解放されていく部分とが上手く混在しているアルバムだと感じている。
仲良しこよしはなんだかあやしい…
「青空ひとりきり」の一節だ。
こういう見方をしてしまう自分がキライであるのに、どこかで実は好きな自分がいるままなのですよ。何故もっと真っ直ぐに考えたり生きたりできなかったのか…なんて思うのよね。
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