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2幕 猫の道化師 +漫画の表情・背景・言葉の組み方


2幕の舞台と衣装の紹介です の彼女は学校に着きました でもいつもと様子が違います 2幕の舞台は教室です 教室の教壇は ステージになっていて 飾られていました クラスメート達は アレンジされた制服を 着ています 左のページはシーンごとの あらすじです 2幕には3シーンあります
① リハーサル 彼女は学校に着きました でもいつもと様子が違う ので困ってしまいました みんな見ています どうしましょう すると、 猫の道化師の 格好をした子がやってきて 今日は文化祭の リハーサルの日だと 教えてくれました そうかしら ②待ち時間 ステージで 各グループの 子達が踊ってる間 彼女と道化師は おしゃべりを しました これっ 数を よえれ クラフ おった? ③猫の道化師 猫の道化師はひょいと 彼女をステージの 上にあげてしまいました カワイイ! 踊ってる! 次の人が
表情のライン、絵のライン、 言葉のライン 前のページは、表情、絵、言葉を自由に組み合わせて漫画にしてみて下さい という感じに並べてみました。 2幕からはキャラクターの表情も組み合わせるものとして並べました。 でもごめんなさい、 絵が下手で、しかも上手く組み合わさらない所があります。 組み合わせの分類は、表情、絵、 言葉の繋がりに分類して "~ライン”とつけました。 お話の中を連続して繋いでゆく要素という意味でのラインです。 では、表情のライン、絵のライン、 言葉のライン、 それぞれを説明します。 言葉のライン 言葉を含む漫画記号などの繋がりです セリフやモノローグ等それぞれに意味があります それを組み合わせて使うとさらに色々な意味を持ちます そして表情や絵や色んなものと組み合わせが可能です 言葉のラインは独自の情報量を持つと思います 絵のライン 風景や物など絵の要素です 何処にいて何をしたかとか お話の筋を表したりします 複数の絵のコマを組み合わせることで 意味が発生したりもします 表情のライン 表情のラインはキャラの表情の変化です 表情の変化をうまくお話の中に入れると お話自体のテンションを表したり 感情移入させたり、内面の表現と繋いだり 色々出来ると思います
3つのラインだけで漫画になりました 冒頭の① リハーサルのシーンを漫画になるように組んでみました。 なるべく表で用意したものをコピーしてからペン入れしました。 拡大、トリミング、追加、重複した所があります。 猫の道化師のキャラクターの表情は表に描いていませんでしたが追加しました。 表情のライン、絵のライン、 言葉のライン、 3つの要素が混ざって漫画になっています。 表情のラインは、キョロキョロ→オロオロ→ホッと表情が変わっていっています。 絵のラインは、ステージを色んなアングルで捉えてここがどういう所か表しています。 言葉のラインは、三人称のモノローグとセリフによって出来事を説明していっています。 これは3つが混ざって関係し合います なのでこの3つだけでも漫画になると思います。
3つのラインを組み合わせる 次に②待ち時間のシーンを下に組んでみました。 ファッションショーのリハーサルが行われる中、2人がおしゃべりするシーンです。 2人の表情の変化のラインと、教室にあるステージの絵のラインと、 フキダシなどによる言葉のラインで組みました。 このように3つラインがあると、それぞれがくっついて同時にあるように感じられます。上段の1、3、4コマ目は表情、背景、 言葉の3つのラインが全て入っています。 どういう所で誰がどんな表情で何を言ったかを連続させています、情報が沢山です。 これらのコマの間の2コマ目に表情だけのコマを入れています。 背景もセリフもないけど、 表情は前後と連続しています。 ですので連続して読む事ができ、 情報が少なくなった分、 表情のみが目に入り表情の変化が強調されると思います。 下段のコマも、表情と文字、背景と文字の2つにしたりして、見た感じを変えています。 3つのラインで組むと、お話に合わせて、数や種類を組み替えながらお話を作れます。 (このシーンはコマに常に表情を入れようとしました。 これはよく使われる技法です) それでは、下は③ 猫の道化師の後半のシーンです。 こちらは3コマ目が背景だけです。 次のページはその続きの、 表には描かなかった、 この章の最後のシーンの漫画です。

こちらは、瞳の中の世界【シナリオ付き漫画技法書】というマガジンです。全部で4幕あります。それぞれ違う方法で、シナリオと説明の文章を入れています。この2幕はシナリオを表情・背景・言葉と分けて提示してみました。組み合わさると漫画みたいになりました。自分でもびっくりです。3幕からまた違う方法でシナリオを提示しています。4幕を1つにまとめたものをBOOTHで通販中です。冊子版と電子版とあります。


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