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仲の良い友だちにアウティングされた話

こんにちは。有國淑です。今回は題名の通り、友だちにアウティングされたことについて書き込みます。

友だちにカミングアウトしたのは、去年の10月。女性の恋人と付き合いました。黙っているのもなんだか苦なので、いつも相談に載ってくれいていた二人の友だちに、勇気を振り絞って言いました。その時の二人の反応は、「ああ、私理解してるよ」「同性の恋愛って素敵じゃん!」といった感じ。その二人の友だち以外にも、もうひとりの女の子と仲良くしていました。でもその子はあまりLGBTQを受け入れているようではなかった(受け入れないことを悪く言いたいのではありません。そこは個人の自由です。)ので、関係を壊したくないと思い、黙っていました。

・・・・そこから七ヶ月が経過し・・・・

恋愛に失敗しヨボヨボになっていた頃、「もうひとりの女の子」が慰めてくれるというので、マックに行った今年の5月。   マックに入店する時は、まさかあの話が出てくるとは思わなかった、有國・・・・・・・・・・・・

「有國って、女性と付き合ってたの?」

私は凍結しました。 あれ? 、あれ。

何も言葉が出てこない。多分アレが ショック ってやつなんだなと感じました。一分ぐらいは固まっていたと思う。周りのお客さんはワイワイと駄弁っている中、私達だけがおとなし〜〜〜〜〜く座っていたと思う。

少し時間が経つと私も落ち着いてきたので、彼女に黙っていたことをすべて打ち明けました。カミングアウトは個人の意思であるとはいえど、なんだか申し訳ない気持ちを持っていたからかな? 途中から私がおかしいのではないか、とすら思ってしまった。・・・

彼女は少しの間黙って、「う〜ん・・・」と言っていました。なんとなく、私を不器用ながらに受け止めてくれたんだと思います。真実はわからずとも。会話が止まった時、ここだ!と言わんばかりに聞きました。

なぜそのお話を知っているか。

その答えは私の思惑通り、最悪な思惑通りでした。  カミングアウトした二人の友だちが会話のネタにしてきたのだと。 アウティングしてきたのだ、と。なんとなくわかってはいたけれど、私は今も引きずってしまうほど辛い現実でした。 二人には何も言わず、距離をとることにしました。もう、話したくなかったから。

きっと、二人の友だちは悪意ではなく、無知が故に行ったことであると思います。私の判断もおろそかでした。 でも、この記事を読み終えたあなたが、無知でなくなっていることを祈ります。どうか、マイノリティが豊かに過ごせる未来がきてくれることを祈ります。

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