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女性農業経営者向け研修会・事例発表(有償)振り返り

 1週間前に経験しました女性農業経営者向け事例発表の振り返り、反省を書きます。生まれて初めての、有償でのプレゼンなので、主催者および参加者の方にとって価値のある内容にしたいと考えて準備しました。所感、反省などを丁寧に振り返りたいと思います。

研修会概要

1. 2021.6.26 令和3年度アグリウーマン塾 第一回 

 (主催:山形県農林大学校)

2. 出席者 受講生である山形県内女性農業経営者(若手女性農業経営者、経験年数不問、年商不問、出荷生産物不問)12名、その他山形県農業技術普及課のご担当者

3. 研修会の目的 積極的に農業経営に携わり、事業展開を図ろうとする女性農業者を対象に、講義や演習を通して必要な実践力や経営感覚の習得を支援する

4. 担当プログラムの目的

  本研修会でのゴールが、受講生自身のビジネスプラン発表となっている。SWOT分析をグループワークで取り組むにする際の、サンプルとして、事例発表を依頼された。

5.プログラム構成 発表時間 45分、1時間半 私と私の会社についてのSWOT分析のグループワーク

6.発表内容の骨子

 「個人事業だった専業農家を法人成りしたプロセスと、Before Afterについて」を骨子に、経営戦略や、家族の中で一番農業経験の浅い私がどのように経営権を持っていったか、などについて話した。

所感

 自分や、自分の会社について、目の前でSWOT分析をされるという珍しい経験をした。45分のプレゼンは、受講生のビジネスに、具体的に役立つ内容にしようと気をつけて構成を組んだが、短時間の間でも、私の人となりが解ってしまうことを感じた。 

反省

 「直販を戦略としていないのに、なぜSNSに積極的か?」の質問にうまく答えられなかった。

 農業界隈では、『SNSが好きな人 = 直接販売を頑張りたい人』または、『タレント性のあるインフルエンサーになれば農業ビジネスが成功する』という神話があるように思う。私自身は、一次産業としての技術力と経営能力があれば農業は成功するし、SNSを必須スキルだとは思っていない。さらに言えば、直接販売には、売上金額の限界があると思っていて、自分が末端の消費者への情報を、全てコントロールしたい場合は、販売子会社を別途設立することでしか限界を超えられないと思っている。なので、結局のところ農業生産法人は農業生産に特化することになる。販売子会社の代表権を自分が持つかどうかの違いでしかないと思っている。

 今回、1年ぐらい聞かれ続けた、「何故、法人化したんですか?」と「法人化して、具体的なメリットはありましたか?」についての私なりの答えを発表出来るレベルにまとめられた。また、1年後ぐらいに、「販促ツールとしてではなく、SNSを続けている理由」について答えられるようになるかもしれない。


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