北海道ゼミ#4自分の将来について考える

こんにちはかいです。

今回も北海道ゼミの講義について書いていきたいと思います。今回で4回目ですが、実は次回の五回目で最終回です。

今さらですけど短いですよね。しかし講義は五回しかありませんが8月1日までに3回北海道の土地に実際に赴いて活動するフィールドワークなるものがありました。自分はこの3回のフィールドワークの内2回。札幌市、八雲町で行われたフィールドワークに参加してきました(あともう一つは小樽で行われたフィールドワークでしたが用事がありいけませんでした。)。


今回お話しする4回目の講義のメインはこのフィールドワークの共有でした。フィールドワークで感じたこと、考えたことを上手く言語化して他の人に伝えるといった内容です。ということで今回は自分が参加した札幌、八雲のフィールドワークについてお話していこうと思っています。

マクロな視点を持てた札幌FW

(注FWはフォワードではありませんフィールドワークです)

さて札幌のフィールドワークでは交流会形式をとっての活動を行いました。どこかに言って何かをするというわけではなく。一回目の講義で登壇していただいたGUEST HOUSE WAYAの運営や地方創生の事業など様々なこと行っているRioさんとGUEST HOUSE WAYAでお話するという内容でした。


地方創生=人口減少を食い止めるという幻想

Rioさんの数ある刺激的なお話の中でも最も印象的だったのは人口を増やすという事が地方創生の本質ではないという事。

そもそも日本の自治体で人口減少が課題になっていない自治体など指で数えるほどしかありません。その他の自治体は大なり小なり今後、高齢化社会、少子化のあおりを受け人口が減少してしまうのは必至。まずこの事実が前提条件という事です。

地方創生=人口減少を食い止めるという方程式が成り立つ場合、地方創生のためには移住者、外からの動きが必要不可欠です。しかし移住者とは他の自治体からやってきた人(海外からの移住も多少はありますが…)であり国内の人の移動に過ぎません。そのためどこかが引き寄せた人というのは他の自治体で失われた人となってしまうのです。

Rioさん曰く北海道の東川町というところでは今現在の人口がベストという事で人口増加に力を入れすぎていない地域もあるのだとか。またほぼ限界集落認定を受けるレベルの人口の自治体が限界集落にならないように努力するよりは限界集落認定を受けて国から支援を受けた方がいいという場合もあると語っていました。

各自治体によっておかれている状況は異なります。したがってまず地方創生の第一歩として重要なのは、その地域を知ること。産業は何か、強みは何か、地域の人々はなにを望んでいるのか、将来的にどうなっていってほしいのか。このようなことを地道に知っていくことが地方創生の第一歩になるということ。


いや~そんなこと考えたことなかったーー(笑)


自分は今まで地方創生とかに特別熱い思いなどは全くありませんでしたので地方創生といえばーとりあえず人口増やそうと頑張っている取り組みなのかなぐらいにしか思っていませんでしたがこんな深いとは…

また日本は人口減少していくことで衰退していくのではないかと悲観的になっていたところもありましたが人口が減ること=不幸ではないという事を知れたのがとても自分にとっては大きいことでした。(もちろん、外貨を稼ぐという事は重要なことです。

現場のリアルを知ることが出来た八雲FW


さぁさぁ、札幌では広い視野での地方創生だったり、取り組みということを学ぶことが出来ましたが。八雲町では札幌とは逆で地方創生の現場を音連れることが出来ました。


説明する前にみなさん。八雲町を知っている方??




ここだけの話、知らない方もいるのではないでしょうか…結構…

とりあえず。のっけておきましょう(笑)

八雲町は道南地方に位置する町で一次産業が盛んな町です。日本海と噴火湾に面しており札幌~函館を移動するには必ず通らないといけない町でもあります。そのため昔は関所も置かれていたのだとか。

今回お会いした方はGuest House SENTOの運営や廃校をリノベーションしてキャンプ場やコワーキングスペースを作っている赤井さん

今回はそんな赤井さんと一緒に八雲町を歩き回り、キャンプ場作りをお手伝いしたり、牧場に行って酪農家さんの仕事を体験するなどたくさんのことを行いました。

廃校と聞いたときは小学生の頃ように探検心にあふれていましたが、実際に行ってみると学校の面影はありますが綺麗なところでした(笑)

学校の形が特徴的に後者の真ん中に体育館があり体育館の外側に教室がつながっているという面白い作りでした

画像1

これが体育館ですね。目の前にあるのがテントサウナ用のテントです(笑)

実際に使いましたけど最高ですね(笑)。遊ぶものがたくさん置いてあって休憩中はひたすら遊んでました。

ここでは先ほども言いましたがキャンプ場作りのお手伝いをしました。

僕たちがお手伝いしたのは下の画像にある丸太で区切られている道の整備や気を使って玄関に敷くマットのようなものの制作などでした。

画像2

これが実際のキャンプ場です。もとはグラウウンドだとは思えない姿でした。二つ立っているテントが今はやりのグランピング用テント。実際に泊まってみましたが想像以上の快適さがありながら自然を感じることが出来る。本当におすすめです。


また二日目には酪農家さんのところに訪れて酪農体験を行いました。

画像3

ミルクを上げたり、ご飯を食べるところの掃除。藁?を移動させたりなどたくさんのことを行いました。

今回受け入れていただいた酪農家さんはなんとこの牧場を一人で運営しているのだとか。過去には一人で運営したいと行政に訴えてもそんなのは無理だと言われており苦労したそうです。自分自身がやりたいことを訴えても上には伝わらない現場とのギャップを感じました。


八雲で学んだことって何!?


酪農家さんになぜ酪農をやろうとしたのかと聞きました。

そう聞くと、高校は農業高校で馬の調教を行っていたこと。本当は馬の調教をやりたかったがお金になる酪農を始めたことを教えてくれました。またその後に「将来的には八雲で観光牧場をやりたい。馬もそこで…」と話していました。

夢に向かって最短距離で行くのではなく、少し遠回りしていく…けど自分のやりたいことがしっかりある。そしてそれを他の人に話すことが出来る勇気がある。

本当にすごいなと思いました。


そもそも今回の八雲町で思ったのは。自分のやりたいことを持っている人が多いという印象がありました。


地方創生をしたいというよりかは何か違う事をやりたくてその延長線上に地方創生があったというような。


モチベーションが地方創生なのか自分のやりたいことなのか。どちらも重要なことだとは思いますが自分のやりたいことが結果的に地方創生につながるって最高だなと思いました。

こういうことを書いているとどうしても考えてしまうのが

自分のやりたいことってなに?自分の好きなことって何?じゃないですかね


こういうことを考えるのは本当に苦手です。何か他の人とは違う素晴らしいことを言わないといけないような。オリジナリティーが必要だと言われているような、ある程度しっかり実績がないと口にするのもおこがましいような。そんな気がする問いでした。フィールドワーク中にそんなことをある人にぶつけてみたらいくつかの金言をいただきました。


「好きなハードルを下げればいいよ、なんとなく好きぐらいに」

「自分のやりたいこととかは結局は影響を受けたものでしかないんだよ」

「正解なんてないんだよ、自分が好きなようにすればいいんだよ」


これらの言葉を聞いてあぁ八雲に来てよかったと感じました。




っはい今回はフィールドワークの活動報告でした。様々なことを考えるきっかけになった活動でした。次回はいよいよ最終回。自分と北海道とのかかわり方についてのプレゼンを行います。今までふわっとしたことばかり書いていましたが今度はより具体的なことについてお話しできると思います。


それでは!

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