思いやり駐車場と障害者用駐車場
こんにちは。筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と機嫌よく生きる、キョーコです。
今日、久しぶりにちょっとだけスーパーへ。家族を送るために車を出したついでだったので、車椅子も杖も持っていなかったのですが、なんとか目的のものだけを買って帰ってくるくらいならギリギリ出来るかな…くらいの体調。
私、車椅子ユーザーではありますが、車椅子を積んでいる時は車椅子スペースがむしろ使いにくく、車椅子じゃない時ほど車椅子スペースを使いたいです。
車椅子の時
車椅子は車のバックドアからスロープを出して下ろすので、左右のスペースではなくて前後に長くスペースが必要です。今整備されている車椅子スペースはほとんどが左右にゆとりを持って作られているので、私のニーズには合いません。
なので、車椅子を下ろす時は、駐車場の隅の方の、車通りの少ないところで、頭入れで駐車してから、通路を塞ぐ形でスロープを出して下ろしています。
車椅子は電動なので、乗ってしまえば数10mの距離はそれほど気にならないというのもあります。(あんまり遠いとしんどいですけどね…)
車椅子じゃない時
車椅子じゃない時は、車の乗り降りには不自由しませんが、歩行可能距離がとても短いので、一番目的地に近い場所に停めたいという切実なニーズがあります。
思いやりスペースと身体障害者用スペース
今日行ったスーパーで、「車椅子スペース停めたいな、でも車椅子じゃないし杖すら持ってきてないし、停めにくいよな…」と迷いながら身体障害者用スペースの前を通りすぎたら、その先に「思いやりスペース」という表記と四つ葉マークの表示のある駐車スペースが。
身体障害者用(一般に優先駐車場としてイメージする青い場所です)のところには「身体障害者以外利用禁止」と書かれてありましたが、思いやりスペースの方は「妊婦・高齢者等」といった、もう少し対象者が広いような旨の表記が。スペースの大きさ自体は通常の駐車スペースと変わらず、ゼブラゾーンは設けてありません。
あ、これは私使わせてもらっても良さそうだな、と思い、ありがたく使わせていただきました。
↓これが身体障害者用駐車場
歩くのが辛い人は結構たくさんいる
下肢の完全麻痺などで車椅子を使っている方は、左右にスペースがないと乗り降りが不可能だから、ゼブラゾーンのある障害者用駐車場以外の駐車スペースを選択する余地がありません。短距離でも歩行可能な私は優先順位としては下位になりますね。
自分がこの身体になってみて思うのは、「歩くのが辛い」人は結構たくさんいるんじゃないかな、ということ。私自身も一番近いところに停めさせてください、と思ってますが、私と同じかもっとしんどい人はたくさんいるな…と思うのです。
おそらく、高齢者で杖やカートを使っていたり、ゆっくりゆっくり歩いている人なんかは、私の状態と近しいだろうなと思うし、妊娠中に歩くのがしんどいことも経験したし、一般的に優先者として認識されているかはともかくとして、私個人としては、幼児複数名を一人で連れている人なんかも、安全上出来るだけ近いところに停めて欲しいなと思っています。
ニーズに合わせた優先スペース設置
そうやって考えると、一つのスーパーの駐車場に一つや二つの優先スペースでは足りないのは明白。ここのスーパーは、身体障害者用スペースが2箇所、その他の一番店舗に近い一列が全て思いやり駐車場となっていました。
健常者でも出来るだけ近いところに停めたいと思うのが当然ですが、近い場所は事情のある人に譲ってくださいと掲示してくださるスーパーの思いやり、とてもありがたいなと感じました。
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