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2023/04/13 シュレッダーはさみとヤンヤンつけボー

シュレッダーはさみ(五枚くらい刃がついてて、紙を粉々にできるはさみ)と、ヤンヤンつけボー(シンガポールから輸入されている)は似ている。

シュレッダーを買えば良いんだけど、そんな頻繁に機密紙ゴミがでるわけでもないし、と思って、自分でジョキジョキやるタイプのはさみをダイソーで買ったら、これが思ったよりも性に合った。マイクラの整地作業のように、延々と何も考えずに紙をそうめんにできてしまう。
この状態、かなりリラックスしているようで、例えばアイデアが出なくて行き詰まっている時でも、図書館で貸し出し中だった本が返ってくるみたいに、ぽっと策が降りてきたりする。
そのうち瞑想する感覚で、紙をシュレッドするようになった。

話は変わって、ある時、ふとスーパーでヤンヤンつけボーの値段を見たら、コーラと同じ値段でビビって買った。160円……?
このお菓子、フタを取ると、棒、チョコ、砂糖と三つのセクションに分かれている。棒をチョコの沼に突っ込んだ後、砂糖溜まりに突っ込んで食べる……この小さなチョコフォンデュの作業工程をしている間、紙をそうめんにして捨てる作業と同じ精神状態になっていることに気がついた。貸し出し中の本が返ってくるように、アイデアが出たり、呑み込めたりする。おお、となった。

シュレッダーはさみと、ヤンヤンつけボーは、実はやっていることは同じだった。単調な作業工程の後に、紙のそうめん/チョコディップスティック、という報酬が手に入る。その繰り返しで精神が癒えていくのである。
この共通点を見つけた時、「こんなの別になんぼでも言えるわ」と思った。
そうして、チョコまみれの紙そうめんがゴミ箱に溢れることになった。

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