【エッセイ】すべて宇宙の一部

　ある夏の日のカコソラ。

　薄い白雲が、大きな青空に浮かぶ一枚の白い羽のように思えました……と詩人のようにとらえると同時に、あの雲はどのくらいの高度に在るんだろう、と科学的にとらえる自分もいる。
　どちらが正しい正しくない、よい悪いではなく、全部が「私」のとらえ方なので、分けずに別のかたちで表していきたいなと思っています。
　
　だって、すべて宇宙の一部だし。

　どっちが正しいのか？！みたいなことで悩みそうになったら最後はこれ。伝家の宝刀。

　空も雲も私もあなたも、宇宙規模でいえばひとつですから。こう言ってしまうと、なんだかどっちでもよくなるのです。