後1年しか生きられないとしたら、何をする?(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol87)
「『魂の望み』を引き寄せる」 奥平亜美衣さん著
鈴木君代さんのライブ
先週の日曜日には、鈴木君代さんのライブに行ってきました。鈴木君代さんは、シンガーソングライターで僧侶でもあります。お友達のお宅であった集まりで君代さんとお会いして、私が代表をさせていただいているSafe Space ほっこりの桃栗さんでの集まりで、歌って頂きたいとオファーを出して、君代さんは快諾してくださいました。来年の2月9日に、いつも集まりを開いている、一乗寺の桃栗さんに歌いに来てくださいます。すごく楽しみです。
超早寝早起きの私。お酒も飲まないし、夜は家にいてClubhouseのルームに入ったりすることが多いので、君代さんが幾度もライブのお知らせを送って下さったのですが、なかなか行けず。でも昨日のEL LATINOであったライブにはどうしても行きたくて、友達と行ってきました。
素敵でした!君代さんの歌もバンドの方の演奏も!
「音楽っていいな」
と改めて思いました。その場にいる人たちが一つになれるというか・・・
とにかく素敵でした。
そんな素敵なライブの最中に睡魔が…この日は朝3時起きだった私。ライブがすごく盛り上がっってきたところで、まさかの爆睡!君代さんに申し訳なくて、ライブが終わった後で謝ったのですが、君代さんは、
「大丈夫、大丈夫。それぞれの感じ方、楽しみ方をしてくれはったらいいから」
と笑顔で。懐の深さを感じました。
ライブが始まる前に、君代さんは「命の花を咲かせよう218号」というプリントを下さいました。君代さんが綴った素敵な言葉がありました。
「人間は、弱いから、とてつもなく弱いから、そのことを、忘れないで泣きながらあなたに寄り添う人になりたいです。出遇い続けて、私も本当に自分の歌を歌いたいです」
この言葉のとおり、君代さんは歌うことで私たちに寄り添って下さっていると思いました。2月の桃栗さんでの集まりでの君代さんのライブをたくさんの方に聞いていただけるように、私も頑張ります。
湧き上がってくる思い
今日は先日受けた胃カメラの検査結果を聞きに行ってきました。MALTリンパ腫という腫瘍が胃にあるのです。診断を受けてからもう13年になります。
ありがたいことに腫瘍は広がっていないのですが、これからどういう治療をしていったらいいのか?ということを京大病院を受診して、相談してみることを勧められました。セカンドオピニオンとして。ありがたいことに京大病院での診察は金曜日みたいなので、彼女さんと会う日や仕事の日とは被らずにすみます。
彼女さんにLINEしたら、とても心配してくれました。私はいま彼女さんに、精神的にとても支えられています。
Safe Space ほっこりの理事のみんなにもLINEしました。このことで、今みんなでやろうとしていることが滞っては大変です。
彼女さんに対して、
理事のみんなに対して、
今やろうとしているSafe Space ほっこりの活動に対して。
それらに対して、私の内側から湧き上がる思いがあります。岡本太郎さんが言うところの「燃えるようなYES!」です。彼女も仲間も、Safe Space ほっこりの活動も。どれもとても大切で、自分の中にある思いをカタチにしていきたいのです。その強い思いが私の内側から湧き上がってくるのです。
「まだまだ死ねないぞ」
と思いました。死を宣告されたわけではないのですが、とにかく私は思いをカタチにするまでは、死ねない。本気で頑張っていきたいです。
1年しか生きられないとしたら、何をする?
病院での待ち時間や家に帰ってから、奥平亜美衣さんの「『魂の望み』を引き寄せる」という本を読み進めました。
この本、人生の本質を考えさせてくれるとてもいい本です。その中にこんな問いかけがありました。
「もしあなたが後1年しか生きられないとしたら、何をしますか?」
後1年しか生きられないとしたら、私は何をするだろう?
・彼女さんと旅行に行きたい。一緒にNYのメトロポリタンミュージアムに行きたい。
・東京の父と継母のお墓参りもしたい。
・東京で、理事のみんなとご飯を食べて色々話したい。
・認知症で施設に入っている石垣島の生母にも会いたい。
・長男と次男と3人でご飯を食べてゆっくりと話したい。
・他にも会いたいと思う人にはどんどん会いたい、会っておきたい。
私のしたいことは、大切な人と時間を過ごしたいということがほとんどです。
奥平さんはおっしゃいます。
「後1年しか命がないとしたら、最優先してやりたいこと。それが本当にあなたがやりたいことです」
「魂の本質は、好奇心の塊です」
「あなたは、自分の魂の望みを実現するために生まれてきているのです」
「あなたの魂は永遠ですが、この人生での時間は限られています。だからこそ、明日自分がいなくなっても後悔しない生き方をしましょう」
どの言葉も胸に刺さります。
怖くて踏み出せない時もあります。
疲れて休みたい時もあります。
それ以上進めないと思うときもあります。
でも私は、一歩ずつでも前へと進んでいきたいです。
もがきながらでも、進んでいきたいです。
そして、大切な人たちを大事に思い、その人たちと過ごす時間を楽しみたいです。
そう、後悔したくないから。
悔いを残したくないから。
後1年しか生きられないとしたら、何をするか?
それは、とても大切な問いかけではないでしょうか?
そんな思いを胸に、これからも精いっぱい生きていきます。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。