生きづらさを抱えている人たちにVol11

失ったものと手に入れたもの

私は今から18年前、34歳の時に統合失調症を発症しました。断薬をして利して5回の入退院を繰り返しました。病気になって、本当にたくさんのものを失いました。大好きだった、児童英会話講師の仕事を失い、離婚も経験して、家庭も失いました。離婚して、息子たちに会えない淋しさから、オーバードラッグによる自殺未遂も経験しました。本当にどん底でした。その後も、パチンコ依存になったり、仕事が見つからなかったり、見つかっても長続きしなかったりと、色々なことがありました。男に依存していたこともあります。

そんな、めちゃめちゃで、ボロボロだった私ですが、今は、とても幸せです。今、私は、週に二回、介護施設でヘルパーとして働いています。仕事はとてもやりがいがあり、楽しいです。自分が誰かの役に立っているということが、とても嬉しいです。これからも、頑張っていきたいです。

プライベートでは、優しくて、寛容な彼氏と出逢い、とても幸せです。また、学生時代の友達に加えて、Clubhouseで知り合った友達ともいい関係が築けていて、友人関係にも恵まれて、とても幸せです。

私は、本を出版したいと思って、全国出版オーディションにエントリーしました。そのエントリーした仲間gs中心になって、ピアサポートの会を立ち上げました、NPO にするべく、頑張っています。私が統合失調症になって苦しんだ経験や、どんなサポートを得て、働けるまでになったのかと言った経験をシェアできればいいなと思っています。

また、好きな英語の勉強も頑張っています。毎日NHKのCD とテキストで、30分間英語の勉強をしています。そして、ほぼ毎週日曜日に、英語のmeet up のイベントに参加しています。

また昨年から、「違いを認め合える会」Crossroadsをカウンセリングの先生の妙さんと主宰して、活動しています。本当に充実した日々を過ごしています。いい人間関係に恵まれています。

やりたいこと、会いたい人、読みたい本がいっぱいです。落ち込んでいる暇はありません。自殺未遂をして、死を選ぼうとした私がです。自分でもこんな日々が訪れるなんて、思ってもいませんでした。人は変われるのです。

仕事を失い、家庭を失い、本当にたくさんのものを失った私です。でも、たくさんの大切なものを得ることができました。統合失調症にならなければ、気づかなかったこともたくさんあります。

そう、私は統合失調症という病を得たのだと思います。私がこの病気にかかったのには、きっと何か意味があるのだろうと思っています。私にしかできないこと... 統合失調症でも。周りのサポートが得られれば、働くことができるし、幸せに暮らしてけるのだというメッセージを込めた本を出版すること。そして、Crossroadsや、ピアサポートの会Secure Friendsの活動を頑張ること。それが私のミッションだと思っています。

病気になって、私は、たくさんのものを失ったけれど、たくさんの大切なものを得ることができたのです。そのことに感謝です。

私にできることは何か?私にしかできないことは何か?自分に問いかけながら、生きていきたいと思います。誰かの人生に貢献出来たら、すごく素敵なことだと思います。応援していてください。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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