統合失調症でも幸せに生きられるVol25

※書いていたけれど、アップするのを忘れていたブログがありました

働くということ

今日は仕事でした。頑張って働いてきました。私は週に二回、介護施設で働いています。

今日は仕事を終えてから、職場の看護師さんと立ち話をしました。私に29歳と27歳の息子がいることに驚かれて、次男が、僧侶になるための修行をしていることに、さらに驚いておられました。確かに、息子が修行僧というのは珍しいと思います。

今の仕事は、障害をオープンにした、オープン就労です。今の施設で働きたくて、去年、介護職員初任者研修を受講しました。今の職場は、本当に働きやすいです。通勤も便利だし、職場の皆さんも、皆さんいい方ばかりです。今の職場で働けて、本当に幸せです。

私は、僧侶である元夫と結婚しました。お寺の掃除などをしていました。そして、小・中学生に英語を教える仕事もしてました。毎日フル回転の忙しさでした。過労と睡眠不足、そして、実家の問題で悩み、私は発病しました。34歳の時でした。

京都に戻って来てから、治療を受けながら、色々な仕事をしました。スーパーの品出し、コンビニの店員、ホテルの受付、レストランのホールなどです。どれも障害を隠して働くクローズ就労です。

レストランのホールの時は、どうしてだか、病気がオーナーにばれて、お客さんや、スタッフの前で、大声で、「なんで病気を隠しててん!」「嘘つき!」と罵倒されました。その時は、悲しくて、悔しくて、泣いてしまいました。好きで病気になったわけではないのに…「辞めさせてください」というのが精一杯でした。

ホテルの受付の仕事も大変でした。「部屋が写真と違う」「部屋が狭いから、ディスカウントしろ」とか、クレームを言うお客さんが、時々ありました。対応に苦労しました。

レストランの仕事をやめた後、私は、区役所のケースワーカーさんの勧めで、社会福祉協議会がやっている「チャレンジワーク」というプログラムに参加しました。そのプログラムで、今の職場で働き始めました。そして、介護の仕事に興味を持ちました。昨年、資格を取って、今の職場の面接を受けました。面接には、クリニックのスタッフさんがついてきて下さいました。

去年の9月から働き始めたので、9月が来れば今の仕事に就いて、一年になります。よく頑張ったなあと思います。そして、とても多くの事を、仕事を通じて学びました。働くことで、自信もつきました。

統合失調症や心の病を抱えている方で、「働きたい」と思っておられる方には、オープン就労をお勧めします。体調などへの配慮もしてもらいやすいですし、「病気がばれたらどうしよう?」と、びくびくせずにすみます。

今働いておられる方で、仕事や人間関係が辛くて、心が壊れてしまいそうな方がおられたら、思い切って、その仕事をやめてしまってもいいと思います。心を壊してまでしなければいけない仕事なんてないはずです。

利用者さんに喜んでいただけて、人間関係にも恵まれている今の職場。私は、本当にラッキーです。でも、この幸運をつかむために、私自身も努力しました。そして、たくさんの方の助けを借りました。

統合失調症や、心の病で苦しんでいる方に言いたいです。「助けを求めましょう」と。そして、「頑張って、一歩でも半歩でもいいから、前に向かって歩きましょう」と。そうすれば、きっと働ける日が来るし、自分に合った仕事を見つけることもできるはずです。

諦めずに頑張って、いや顔晴っていきましょう。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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