まず相手を理解して、それから理解してもらう

昨日は、久しぶりに友達と飲み会をしました。日本人の友達と、外国人の友達とです。あいうえお順に、アルゼンチン、イスラエル、オランダ、ドイツ、日本、ボリビアと言った国籍の友達で集まりました。英語と日本語で話しました。楽しかったです。二次会は、Raimunda Kyotoという、フラメンコバーに行きました。ギターを弾いて下さり、歌を聞かせてくださり、踊りを見せてくださいました。お店の方が、とても感じがよくて、心地いい時間を過ごすことができました。友達も楽しんでくれました。

私は、英語が好きで、統合失調症を発症するまでは、児童英会話講師の仕事をしていました。英語が好きだから、外国人の方と交流するのも好きで、おかげで、外国人の友達がたくさんいます。ありがたいです。

でも、外国人の友達が多いのは、英語が好きだからだけではないようにも思います。統合失調症という自分の病気を外国人の友達へは、日本人によりも、自己開示しやすいのです。もちろん、外国の方にも色々な人がいると思いますが、私の周りの外国人は、病気の事を話すと、「へー、そうなんだ」といった感じで、すんなりと、自然に受け止めてくれます。偏見というか、病気に対する差別を感じずに付き合うことができます。それに私は、安心感をおぼえます。

私と同じように、統合失調の当事者やその家族は、やはり病気に対する偏見や、差別を怖れています。なかなか自己開示ができずにいる人も多いです。病気を含めて、ありのままの自分を理解して欲しいと願っています。

でも、思うのです。自分を理解してもらうには、まず相手を理解する必要があると。統合失調症や、他の心の病気に対しての偏見を抱いている人がいるとしたら、「なぜ偏見を持っているのか?」「どんな偏見か?」と、アクティブリスニングして、理解することが必要なのではないかと思うのです。

また、統合失調症や家族に対しては、「どんな症状があるのか?」「どんなことで困っているのか?」と、やはりアクティブリスニングをして、理解していって欲しいと思います。理解して欲しいから、私はこうして、声を上げることにしました。

「13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン」には、信頼貯金があると、理解してもらいやすいと書いてありました。信頼貯金、いい言葉だと思います。

そして、自分の事を伝える時のコツは、「相手が理解しやすい言葉を選ぶこと」だそうです。なるほど!

信頼貯金と言葉選び、頑張って取り組んでいきたいです。昨日の飲み会が、あまりにも楽しかったので、日本人の友達が、「お花見をしよう!」と張り切っています。国籍が違っても、年齢が違っても、文化が違っても…一緒に楽しい時間を共有するのは、とてもいいものです。お互いの信頼貯金が、ザクザク貯まる気がします。お花見、晴れたらいいな!

統合失調症でも終わりではない。それは「違いに過ぎない」というメッセージを込めた本を出版したいと思って頑張っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

暮島葉月




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