生きづらさを抱える人たちにVol20

心許せる人にSOSを発信しよう

あなたには、心許せる人がいますか?思い浮かべてください。あなたの心許せる人に、SOSを発信する事。それがとても大切だということについて書きます。

私は18年前、34歳の時に統合失調症を発症しました。お寺の仕事に加えて、英会話教室の仕事をしていて、日々睡眠不足でした。そして、過労でした。
そのうえ、その頃私は実家の家族の事で悩んでいました。そしてその悩み事を誰にも相談できずにいました。一人で抱え込み、悩んでいました。

そんなある日、頭の中がまるで炭酸水が噴き出すみたいにシュワッとなり、真っ白になりました。脳がオーバーヒートしたのです。心が壊れた瞬間でした。その瞬間私はなぜか嬉しかったのです。「もう何も考えなくていいのだ」と思ったからです。

それからは、入退院を繰り返して、離婚を経験しました。息子たちに会えない淋しさから、オーバードラッグによる自殺未遂も経験しました。本当にどん底でした。

もし、あの時、誰かに自分の悩みを話せていたら、打ち明けられていたら....と後悔しています。一人では抱えきれない悩みを私は抱えていたのです。誰かにそれを打ち明けられていたら、きっと違った結果になったと思います。悔やんでも悔やみきれないです。

そう、たった一人でもいいのです。本当にたった一人でいいのです。あなたが、心許せる人に悩みを打ち明けられたら....SOSを発信できたなら...きっとあなたの心は軽くなるはずです。生きやすくなるはずです。

SOSを発信することは、本当に大切です。あなたがSOSを発信しないと、あなたが悩み、困っていることを周りの人は気づいてくれません。ゆっくりと、落ち着いて探してみてください。きっといます。あなたのSOSを受け止めてくれる人が、きっといるはずです。

「もうダメだ!」そう思った時こそ、逆にチャンスなのです。あなたが心を許せる人に、話を聞いてもらって下さい。きっと何かが変わります。

それでも、心許せる人が見つからなかったら.... 今の気持ちを紙に書き出してみましょう。赤羽雄二さんの提唱されている、A4メモ書きです。それは、とても簡単です。A4コピー用紙を横にして、タイトルを書き、それについて頭に浮かぶことを一分以内に、箇条書きで書き出します。これはとてもいいメソッドです。頭の中がスッキリします。是非やってみてください。心が整理されます。

あなたがSOS を発信したら、手を差し伸べてくれる人は、必ずいます。だから、SOSを発信するのをためらわないでください。誰かにあなたのSOSをキャッチしてもらったら、今度はあなたが、その人の、そしてほかの誰かのSOSをキャッチする人になりましょう。自分が誰かの支えになっているということは、あなたを強くします。

勇気を出して、SOSを発信すること。キャッチできる人を増やすこと。そしてあなた自身が、誰かのSOS wおキャッチできる人になること。頑張ってみましょう。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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