統合失調症でも楽しく生きられるVol17

第6の習慣・シナジーを創り出す

シナジーとは?

「7つの習慣」の第6の習慣は、「シナジーを創り出す」です。

シナジーっていったい何なのでしょう?

シナジーとは、一人で考え込まないで、相手と力を合わせること。そうすることで、今まで考えもしなかったような大きなアイデアを生み出せるということです。

シナジーとは、全体の合計は、個々の部分の総和よりも大きいということです。シナジーは、防衛的でもなく、敵対的でもなく、自己中心的でもない、新しい脚本を創り出すことができます。心を開いて人を信じ、分かち合う生き方の脚本です。所有欲に縛られ、何でも自分勝手に決めつけて生きる脚本ではなく、人を愛し、人のためを思って生きる脚本です。

相手の意見と自分の意見が違うときこそ「シナジー」、つまり相乗効果を創り出すチャンスです。二人の意見のどこかに答えを探すのではなく、どちらの意見にもなかった新しいところに、「第3の案」を見つけ出す。こうして、予想もしていなかったような成果を出すこと、それがシナジーです。

シナジーを創り出すのには勇気が必要です。なぜならそれは、自分にとっても相手にとっても、未知の世界に一歩踏み出すことだからです。

シナジーを創り出すためには、ほかのすべての習慣が身についていなければなりません。


シナジーを創り出すコミュニケーション

シナジーを創り出すには、高いレベルのコミュニケーションをとらなければなりません。

コミュニケーションのレベルは、全部で3つあります。

レベル1 防衛的なコミュニケーション

いちばんレベルが低いコミュニケーションです。相手をあまり信頼できていないコミュニケーションです。相手を信頼できないので、自分に不利益なことが起きないように、用心しながら言葉を選ぶことになります。

これでは、たいていWin-Lose化、Lose-Winのどちらかになってしまいます。


レベル2 尊重的なコミュニケーション

次のレベルが、相手の意見は尊重するけれど、自分の意見をはっきり言わないコミュニケーションです。

ぶつかるのは避けることができるかもしれません。でも、自分の意見を相手に伝えていないので、シナジーを創り出すことができません。

Lose-Winか、よくても妥協のWin-Winにとどまってしまいます。


レベル3 シナジー的なコミュニケーション

いちばんレベルが高いのが、みんなが自分の意見を言い合えるコミュニケーションです。お互いの意見を歓迎する雰囲気があって、みんなが自由に発言でき、力を合わせて第3の案を探すことができます。

Win-Win の関係を創り出すことができます。

お互いに信頼し合い、協力し合うほど、コミュニケーションのレベルは高くなっていきます。

そして、シナジーを創り出せるのは、レベルの高いコミュニケーションで、お互いにのびのびと発言し、力を合わせることができた時だけなのです。


シナジーは、日常的に生み出せる

多くの人は、シナジーは自分の人生には起こるはずもない奇跡のようなものだと思っているでしょう。

でも、シナジーを創り出す経験は日常的に生み出せるものです。毎日の生活の中で、経験できるのです。

そのためには、内面がしっかりと安定し、心を開いて物事を受け入れ、冒険に心躍らせる必要があります。


シナジーとピアサンクス

出版オーディションにエントリーした仲間が、ピアサポートの団体、ピアサンクスを立ち上げました。私も運営メンバーの一人です。

ピアサポートとは、同じ痛みを経験した人が、痛みを持っている人をサポートすることです。癌になった人が、癌患者をサポートするといった活動も、ピアサポートの一つです。

ピアサンクスは、生きづらさを抱えた人が、生きづらさを抱えた人をサポートしようとしています。

立ち上げたばかりの団体なので、まだスタートしたばかりなのですが、このピアサンクスの設立は、まさにシナジーを創り出すことだと思います。

ピアサンクスは、出版オーディションにエントリーした仲間が、「こんな活動がしたい」という想いを持ち寄って生まれました。これからも、シナジーを創り出していくと思います。

1プラス1が、3にも4にも5にもなるような、そんな団体になると思います。私もその一員として、頑張っていきたいです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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