六つの精進
「生き方」 稲盛和夫氏著
心が満タンに
日曜日は、私と私のカウンセラーであり、大切な友人でもある上倉妙さんと共同主宰している、Crossroadsのイベントで、植物園にピクニックに行ってきました。Crossroadsは、「違いを認め合える会」を目指して、月に一度集まりを開いています。今回は、ピクニックに行ってきました。
フランス人の方や、カナダ人の方、そしてもちろん日本人の方と、たくさんの方が参加してくださいました。年代も幅広くて、皆さんお互いに打ち解け合って、話して、笑って。とても素敵な時間を過ごすことができました。心配していたお天気もどうにかもって、レジャーシートを広げて、みんなで輪になって、各自が持ってきた昼食を食べて。「なんか、こんな時間を過ごすの久しぶり!」と、喜んでくださった方もいて、とても良かったです。皆さん楽しく過ごして下さて、私自身の心も幸せで満タンになりました。
Crossroadsの活動を始めようと思ったのは、私自身の経験が原点になっています。22歳で、元夫以外に誰も知り合いのいない、中国地方の小さな町に嫁いだ私。とても寂しかったし、不安でした。話し相手や友達が欲しいと願っていました。その寂しさや不安が、私がCrossroadsの活動を始めようと思った原点です。
そしてもう一つ、私の背中を押すものがあります。それは、「違いを認め合える」世の中になって欲しいという思いです。
私は統合失調症です。発病して20年近くなります。今も通院して、服薬しています。でも、私は、オープン就労で働いていますし、素敵な友達にも恵まれて、とても幸せに暮らしています。統合失調症の私は、普通の人とは違っているのかもしれません。でも違っていても、幸せに暮らしています。いや、違っているからこそ幸せに暮らしているのです。
違っているもの、人を排除していたら、すごく殺伐とした社会になってしますと思います。そうではなくて、お互いの違いを認め合えたら。そうすれば、きっと優しくて温かい、素敵な社会になると思うのです。そんな思いから、Crossroadsの活動を続けています。
参加してくださった方が喜んでくださって、それぞれの方の心が満タンに。
私自身の心も満タンに。そんな好循環の生れる会になるように、これからも妙さんと一緒に頑張っていきたいです。
今日も「生き方」で学んでいきたいです。
六つの精進
「心を磨く指針として、私は自らの経験から次のような『六つの精進』が大切ではないかと思い、まわりの人たちに説いてきました」
「①誰にも負けない努力をする
人よりも多く研鑽する。また、それをひたむきに継続すること。不平不満を言うひまがあったら、1センチでも前へ進み、向上するように努める。
②謙虚にして驕らず
『謙は益を受く』という中国古典の一節のとおり、謙虚な心が幸福を呼び、魂を浄化せることにもつながっていく。
⓷反省ある日々を送る
日々の自分の行動や心のありようを点検して、自分のことだけを考えていないか、卑怯なふるまいはないかなど、自省自戒して、改めるよう努める。
④生きていることに感謝する
生きているだけで幸せだと考えて、どんな小さなことにも感謝する心を育てる。
⑤善行、利他行を積む
『積善の家に余慶あり』。善を行い、他を利する、思いやりのある言動を心がける。そのような善行を積んだ人にはよい報いがある。
⑥感性的な悩みをしない
いつまでも不平を言ったり、してもしかたのない心配にとらわれたり、くよくよと悩んでいてはいけない。そのためにも。後悔しないようなくらい、全身全霊を傾けて取り組むことが大切である」
「これらを私は、『六つの精進』として常に自分に言い聞かせ、実践するよう心がけています。文字にしてしまえば平凡すぎるほどの、このような当たり前の心がけを、日々の暮らしに溶かし込むように、少しずつでもいいから堅実に実践していくこと。大仰な教訓をお額縁に入れて飾るばかりでなく、やはり普段の生活のうちに実行していくことが肝要なのです」
分け隔てなく
日曜日はCrossroadsのピクニックから帰って来てからは、LAUNDRY CAFEの英語のイベントに参加してきました。たくさん英語で話しました。この日も素敵な出逢いがたくさんありました。こんな素晴らしい場と時間を提供し続けてくださる、LAUNDRY CAFEのオーナーの理恵さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、私自身もCrossroadsの活動を続けていくことにおいて、理恵さんから色々と学ばせていただいています。
イベントが終わって家に帰って来てから、次男に、Crossroadsのピクニックで撮った写真を送りました。すると次男から、ラインでメッセージが・・・
「おかんって素敵ね
分け隔てなく人と接して、素晴らしい」
なんか心がぽかぽかと温かくなりました。嬉しいな~!「分け隔てなく人と接する」それこそ私が心がけていることなのです。それを次男がわかってくれるなんて!とても嬉しいです。
みんな一人ひとり違うのです。違っていて当たり前です。違っているからこそ面白いのです。そんなそれぞれの違いを認めたうえで、分け隔てなく接することができたら、とても素敵なのではないでしょうか?
日曜日、空は曇り空だったけれど、私の心はぽかぽかに晴れました。そして幸せで心が満タンに!
これからも、私にできることをできる範囲で。無理はしないで。でも、利他の心を忘れずに行動していきます。
誰かの心を幸せで満タンに!
私自身の心を幸せ満タンに!
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。