統合失調症でも幸せに生きられるVol20

次男との時間

私には二人息子がいます。29歳の長男と、27歳の次男です。長男は、博多で会社員をしています。次男は、京都で僧侶になるための修行をしています。私の元夫が僧侶で、お寺を継ぐために修行をしています。

次男は先日夏休みをもらって、中国地方のお寺に帰省しました。 規制すっる前の日と、修行しているお寺に帰る前の日に、私の家に泊まりました。

帰省する前の日に、友達と飲みに行った次男。真夜中になっても帰ってきません。私は待ちくたびれて、少し眠りました。起きたら午前3時半。まだ帰ってきません。何か事件に巻き込まれていたらどうしよう?とすごく心配になりました。そうしたら、帰ってきました。「気持ち良かったから、鴨川で寝とった」と。

以前の私なら「何やってんの!」「危ないやん!」「心配するやんか!」
と、言葉を浴びせていたところなのですが、今、私は、アクティブリスニングを学んでいます。「気持ちよかったんやね」「でも、危ないよ」「何も盗られていない?」と穏やかに話しました。次男も穏やかに「遅くなってごめん」と言ってくれました。

修行している前の日も、やっぱり遅くなった次男。友達と飲みに行ったみたいでした。「楽しかったー」と笑顔で帰ってきました。少し私と話して、爆睡。その寝顔を見ていたら、次男の幼い頃の事を思い出しました。

長男と次男。かけがえのない息子たちという宝物がいながら、仕事、仕事と、忙しくて、彼らとの時間を大切にしていませんでした。長男が10歳、次男が8歳の時に、統合失調症を発症して、彼らには、本当に辛い思いをさせました。そして、長男が15歳、次男が13歳の時に離婚しました。悲しい思いをさせました。

悔やむことがいっぱいです。時を巻き戻せたらいいのにと思います。でもそれは、不可能です。

今、私が長男と次男にできること、それは、彼らの話をしっかり聞くことだと思います。寄り添って聞くことだと思います。そして、私自身が、明るく、元気でいることだと思います。イキイキと生きることだと思います。

そして、長男や次男が来たときは、おいしいご飯を作ってあげたいです。
今回、次男には、焼き鳥、とんかつ、生姜焼きを作りました。「うまい!」と言って、喜んで食べてくれました。嬉しかったです。

長男も次男も、私に「愛」というものを教えてくれました。彼らがいたから、ここまで頑張ることができました。二人の存在に感謝しています。

これから彼らを待っている未来。傷つくこともあるでしょう。辛いこともあるでしょう。でもそれを乗り越えていく強さを持った人であって欲しいと思います。そして、私を必要としてくれた時には、それに応えて、寄り添いたいと思います。

今回、次男とかけがえのない、素敵な時間を過ごすことができました。長男や次男と交流させてくれる元夫に感謝しています。

それぞれの道で、一生懸命頑張っている、長男と次男。私も二人に負けないように、自分の道をしっかりと歩んでいきます。

次男のおかげで、素敵な夏になりました。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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