生きづらさを抱えている人たちにVol27

ゼロ秒思考のメモ書きとアクティブリスニング

前回のブログで、統合失調症の症状が、薬とクリニックのスタッフさんとの面談と、カウンセリングで、良くなったことを書きました。症状がよくなったきっかけとなったものがあと二つあります。ゼロ秒思考のメモ書きと、アクティブリスニングです。

ゼロ秒思考のメモ書きと、アクティブリスニング。どちらも元マッキンゼーでコンサルタントをされていた、赤羽雄二さんが提唱されているメソッドです。この二つを学び、実践することで、私の症状は画期的に良くなりました。人間関係もよくなりました。今日は、この二つを実践したことで、どんな好循環が起こったかということについて書きます。

ゼロ秒思考のメモ書きについては、ずいぶん前に、カウンセラーの妙さんに教えてもらって知っていました。そして自己流で取り組んでいました。その時は、これといった変化は起きませんでした。

Clubhouseで、ゼロ秒思考のメモ書きのルームがあることを知って、入ってみました。面白い!みんなでやるって楽しい!それが最初の感想でした。それからは、毎朝7時半からのメモ書きのルームに入り続けました。すると、色々な変化が起きました。

私は統合失調症という病気です。考えが統合できない(まとまらない)病気です。また、気分の浮き沈みもとても激しかったです。でも、メモ書きを始めてから、考えがまとまるようになりました。気分の浮き沈みも、ほとんどなくなりました。私の症状は、劇的に良くなったのです。

また、アクティブリスニングは、「人の話を徹底的に聞く」というメソッドですが、私がそれを実践するようになって、周りの人との人間関係が、とてもよくなりました。周りの人と、深い話ができるようになりました。今まで話してくれなかった、悩みごとなども話してもらえるようになりました。

その変化は、仕事にも現れました。私は介護の仕事をしているのですが、利用者さんが、以前よりたくさん、私に話をしてくださるようになったのです。嬉しい変化です。上司や所長にも褒められるようになりました。モチベーションが上がりました。

ゼロ秒思考のメモ書きのおかげなのか、アクティブリスニングのおかげなのかはわかりませんが、以前に比べて、自分の気持ちを素直に表現できるようにもなりました。赤羽さんには、本当に感謝です。そして、メモ書きのルームを開いて下さっている、シモトリさんと、アクティブリスニングのルームを開いて下さっているKyoko Iwataさんにも感謝しています。

赤羽さんは、著書の「変化できる人」ななかで、「人は誰でも、何歳になっても、変わることができる」と書いておられます。自分に起こった変化を見て、私は赤羽さんの言葉の通り、人は変われるのだと確信しています。

ゼロ秒思考のメモ書きも、アクティブリスニングも、本当に素晴らしいメソッドです。多くの方に実践していただきたいです。そして変化を体感していただきたいです。

私は、先に述べた通り、統合失調症です。そして、薬を遣わずに対話で、統合失調症をはじめとする心の病気を治療する「オープンダイアローグ」という治療法に興味を持っています。オープンダイアローグの本を読んだり、精神科医の斎藤環さんのYouTubeを見たりして、オープンダイアローグについて学んでいるのですが、オープンダイアローグとアクティブリスニングの共通点に、驚かされています。どちらも、大切なことは、「徹底的に聞くこと」です。

精神医療の現場で、オープンダイアローグとアクティブリスニングが、もっと広まればいいなあと、願っています。

明日もメモ書きのルームに入って、思考を整理して、アクティブリスニングを心がけたいです。

ゼロ秒思考のメモ書きとアクティブリスニングは、私を変えてくれました。その素晴らしさを、たくさんの人に伝えていきたいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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