統合失調症でも幸せに生きられるVol37

長男のお嫁さんからのメール


長男のお嫁さんのおかげで…

私には、二人息子がいます。博多に住む運送会社で働く29歳の長男と、京都で、僧侶になるための仕事をしている27歳の次男とです。

長男は、昨年末に結婚しました。年上の女性とです。

長男は、5歳からドラムを習い始めて、バンドを組んで、プロを目指して頑張っていました。長男が「音楽で食べていきたい!」というので、次男が、元夫のお寺を継ぐことになったのです。

親としては、長男の夢を応援したい気持ちと、3つもアルバイトを掛け持ちしている生活が、とても心配な気持ちがありました。それと、お酒。長男はすごくお酒が好きだったのですが、その飲み方が、とても心配でした。

でも、今のお嫁さんと出逢い、長男は変わりました。バンド活動をやめて、運送会社の内勤で働き始めました。大好きだったお酒も、スパッと辞めました。あんなに好きだったお酒をやめられたのだから、お嫁さんの力は、すごいと思います。フォークリフトの免許も取って、頑張っているそうです。

二人で仲良く暮らしているみたいで、安心しています。お嫁さんのおかげです。


アクティブリスニングができなかった私

本当に感謝しかない、長男のお嫁さんなのですが、彼女は、とても繊細な女性です。彼女も精神科、心療内科かはわかりませんが、クリニックにかかっています。そんな彼女が、昨年、私に「死にたい」というメッセージを送ってきました。私は、彼女と電話で話しました。

電話で、「私なんか生きている価値がない」と言う、お嫁さんのことがすごく心配になりました。私は、心配のあまり、いっぱいアドバイスをしてしまいまいした。「何とかしなければ!」と思ったからです。でも、彼女は、アドバイスなんて、欲しくなかったのです。ただ、寄り添って聞いて欲しかったのです。そう、アクティブリスニングをして欲しかったのです。

その頃の私は、アクティブリスニングの事をまだ知りませんでした。

お嫁さんには、矢継ぎ早にする、私のアドバイスは、苦しいものだったに違いありません。

それからしばらくして、連絡が途絶えてしましました。長男とも、連絡が途絶えてしましました。

Clubhouseで、アクティブリスニングの事を知って、アクティブリスニングについて学んで、自分の失敗に気づき、後悔しました。「なんとか、関係を修復できればなあ」と思っていました。


長男のお嫁さんへの誕生日プレゼント

そんな長男のお嫁さんの誕生日は、私と一日違いの、8月28日です。純粋にお祝いしたくて、誕生日プレゼントを贈りました。一保堂のお茶に手紙を添えて、送りました。

手紙には、お嫁さんのSOSをしっかり受け止められなかったことを謝りました。もっとしっかり話を聞けばよかったと言う思いも書きました。

そして、長男、次男、そして、お嫁さんは、私の宝物だ、とても大切な存在だということを書きました。心を込めて書きました。


長男のお嫁さんからのメール

そして、昨日、お嫁さんからメールが届きました!

お茶の贈り物へのお礼と、手紙へのお礼が書かれていました。長男は、筋肉質になって、さらにセクシーで、いい男になっているとも書いてくれました(笑)

そして、私の事を「世界でただ一人の大切なお母さん」と書いてくれました。涙が出そうなくらいに嬉しかったです。SOSをキャッチしてあげられなかった私なのに・・・


二人で仲良く、幸せに暮らしてほしい

これからも、長男とお嫁さんと、二人仲良く、お互いを思いやって、幸せに暮らしてほしいです。健康でいて欲しいです。親として、望むのはそれだけです。

守るものができて、長男は変わりました。強くなったように思います。そんな風に彼を変えてくれたお嫁さんをこれからもずっと守っていって欲しいです。

今度もし、お嫁さんからSOSが届いたら、しっかりと聞きたいです。アクティブリスニングをしたいです、信頼口座の残高を増やしたいです。

長男と次男、そして長男のお嫁さん。3人は、私の大切な宝物です。みんなの幸せを祈っています。そして、3人に恥じないように、私も仕事を頑張って、本を出版するという夢に向かって頑張って、しっかりと生きていきます。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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