アクティブリスニングの効果

私は、統合失調症です。月に一回、主治医の診察を受けて、毎週一回、作業療法士の私の担当のスタッフさんと面談しています。昨日はスタッフさんとの面談の日だったので、クリニックに行ってきました。私が苦手な、お金の管理や日常起こる様々な問題に対しての助言などのサポートを受けています。すごく助かっています。

面談を受けてから、家でお昼ご飯を食べてから、京都駅のカフェに、ボリビア人のお友達に日本語を教えに行ってきました。前は、ほぼ毎週日本語でお話ししていたのですが、私が体調を崩したり、彼が、ボリビアに帰っていたりで、しばらく休憩していて、3月の終わりからまた再開しました。日本語で話すだけでなく、彼が英語を教えてくれるので、私も学びになります。

いつもは、とりとめもなく話すのですが、昨日は、彼が日本に来て困ったことについて聞いてみました。ただ聞くだけでなく、今取り組んでいる「聞く事」、アクティブリスニングを意識して聞いてみました。話してくれたことをメモを取りながら聞きました。

私の聞く姿勢がいつもと違って、彼の話に集中していたからか、彼は、いつもよりずっと一生懸命話してくれました。彼の話には、私も色々考えさせられることがあって、勉強になりました。話し終わって、彼はとてもすっきりとした顔をして、「ありがとう。話を聞いてくれて」と言ってくれました。嬉しかったです。

話を聞き終わって、「やはり、アクティブリスニングはすごいな」と思いました。アクティブリスニングとは、赤羽雄二さんの「自己満足ではない『徹底的に聞く』技術」によると、「真剣に、徹底的に相手の話を聞き、質問もしながら理解を深めること」です。本を読んで学んだことを昨日のように実践していけば、私が関わる人との関係が変わっていくなと思いました。そして、それによって、私自身も成長できるはずです。

「人は聞き方が9割」の中で永松茂久さんは、「本当に会話の主導権を握っているのは、話す側でなく、話しさせる側である」と書かれています。「どんな人も本来は話したい生き物である」から、自分の話をしっかり聞いてくれる人に安心感を覚えて、信頼してくれるからです。

話したいことがいっぱいあって、ついつい自分の話がしたくなってしまう私ですが、アクティブリスニングができるように、意識して、成長していきます。まず、大切な人たちの話をしっかり聞く事。それに徹していきます。

私は統合失調症なのですが、介護の仕事をして、働いています。どん底で、無茶苦茶だった私が、ここまで回復できたのは、社会の皆さんと繋がってサポートをしてもらいながら、自分自身も努力したからです。その過程を本にして、病気の当事者の方には、励みになるメッセージを周囲の人には統合失調症に対する理解をより深めてもらう活動をしていますその一環として、第2回全国出版オーディションにエントリーしました。応援よろしくお願いいたします。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。



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