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【映画】紙の月、を見ての感想。ネタバレあり。 

宮沢りえ演じる梅澤梨花は銀行員。顧客や上司からの評価も高く、サラリーマンの夫と二人暮らし。何不自由のない暮らしをしているように見える。
ある日顧客の預金に手を出してしまう梨花。そこから歯車が狂い始める。
Amazonプライムのオススメで出て来たのでなんとなく見てみたら予想以上に面白かったのでまとめたいと思います。 

①宮沢りえ 
この映画で宮沢りえさんはとても存在感を放っていると思います。
私は宮沢りえさんが演じている映画をあまり見た事がなかったので女優としてのイメージがあまりなかったのですが、
順風満帆で幸せそうなOLだが実は壊れている、そんな梅沢梨花を見事に演じていたと思います。

②とまらない贅沢
ある日梨花は、ちょっといい化粧品欲しさに顧客の預金に手を出し使ってしまいます。
そこからどんどんエスカレートしていきます。
高いコートを買い、不倫相手と高級ホテルで豪遊など、最初は小さかったですが、金額がどんどん大きくなっていきます。
金を使って贅沢をし得られる快楽、ドーパン的快楽の恐ろしさを目の当たりにした感じがしました。自分も気をつけなけなければと思いました。

③大学を辞めてしまう不倫相手。
梨花からの大学資金の援助を断りながらも渋々受け入れていた不倫相手の大学生、平林光太。
こちらも金で変わっていってしまいます。
湯水のように金を援助してくれる梨花の完全なヒモ状態になり、無断で大学も辞めてしまいます。
働かずに高級マンションで贅沢な暮らし。
しかし光太自身はこれはいつかは終わる幻だと心の底では気づいているようでした。
人間、楽な方に行くと簡単にダメになってしまうのだなと思いました。そういった意味でもお金との向き合い方って大切だと思います。

・まとめ
いかがだったでしょうか。最初は小さな犯行だったかもしれません。それがどんどんエスカレートしてパンクしてしまう。この映画を見てお金を使うことに対する快楽にブレーキを掛ける事の大切さを学べた気がします。良い映画だと思います。

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