角栓を煮て、角栓の構成物を考えてみたよという話

こんにちは、ともみょす室長です。

毛穴詰まりに悩んでいる私の大敵、角栓。角栓に勝つためにはまずは相手をよく知ろうということでくだらない実験をしてみました。

角栓はタンパク質7割、皮脂3割がベースで皮脂量によって構成比が多少変わるというのが定説です。しかし、エピデュオ(脱脂効果のあるニキビ治療薬)を塗り続けても白くならない角栓があるので、タンパク質・皮脂以外の第3の構成物があるのでは?という仮説を検証すべく、角栓の脱脂をする実験をしました。

結論として、ベースメイクや日焼け止めなど皮脂を抑える効果のある化粧品に含まれている成分(シクロペンタシロキサン+酸化亜鉛)が皮脂と結びついてゲル化し、毛穴に残ってしまった「ゲル残り」という第3の構成物があるだろうと現時点ではにらんでいます。

ということで前置き長くなりましたが、実験内容と実験結果、考察と対策についてまとめてみます。(素人の実験と考察ですので、不思議の国のアリス的なファンタジーの世界だと思って温かい目で閲覧頂けると幸いです)

1.実験の前提条件

この教えをもとに私の中での角栓を以下の6パターンで整理しました。③と⑤、④と⑥はほぼイコールなのですが、ヘッドが半透明か黒かで分けています。

画像1


2.実験内容と結果

上記6パターンの角栓のうち、①~④の角栓に対して実験をしました。(⑤⑥は私の肌から出てこずでした、、、残念)

実験内容としては角栓の半透明部分(定説では皮脂が多い角栓)を脱脂した際に白くなれば定説通りの角栓とはタンパク質と皮脂の構成物は2つ、白くならなければ半透明の部分は皮脂ではない第3の構成物なのでは?という仮説のもと実験をしました。

脱脂のためにした作業は「煮る」、「エピデュオに3時間以上漬ける」の2つです。

👇👇実験結果はこちら!!!👇👇

画像2

AとB:もともと白い角栓を脱脂
色は変わらず白いままでわずかに残っていた皮脂が抜け、小さくより硬くなった気がします。お肉やお魚を煮た時も同じような事象です。

C:上が白、下が半透明の角栓を脱脂
下の半透明の部分が白くなったので、下の半透明部分は定説通りタンパク質+皮脂の角栓でした。これはエピデュオが角栓下部まで届かず、表面だけ脱脂されていた状態だと理解しています。元半透明部分もタンパク質が含まれているので、毛穴は育っているという理解です。

DとE:半透明の角栓を脱脂
これが今回の実験の大本命です。
Dは脱脂したら白くなったので、定説通りタンパク質+皮脂の角栓でした。
Eはヘッドが黒い角栓だと思っていたのですが、取り出してみたら短い半透明の角栓でした。毛穴より角栓が短く、穴になっているので黒く見えていたのだと理解しました。そして、まさに想定していた結果で、煮ても、エピデュオに漬けても半透明の色から変化なしかつ物体は残りました。茹でたら若干色が濃くなった気がしたのですが、酸化亜鉛は熱すると黄色くなるという文献を見つけました。また、シクロペンタシロキサンは撥水性(=水に溶けない)のためこの結果から、脱脂ができない半透明の角栓=「ゲル残り」なのでは?というところまで行きつきました。
ただ、酸化亜鉛・シクロペンタシロキサンともに皮脂と結びつくと別の成分になると思うので、ここは妄想です。

F:上が半透明、下が白の角栓を脱脂
半透明部分は無事脱脂されました。ここは肌の土台は整ってきてタンパク質多めの角栓が育っているが、数日熱くて皮脂が多いので、角栓上部が皮脂を吸ったではないかと考えています。


3.考察と対策

今回Eだけが種類の異なる角栓でした。Eがあった場所は先週角栓が抜け、ぽっかり毛穴が空き、そこに酸化亜鉛・シクロペンタシロキサンを含むベースメークを使用してしまったので、まっさらな毛穴に「ゲル残り」がこびりついてしまった気がします。

■考察
長らく酸化亜鉛・シクロペンタシロキサンを使用していない毛穴という前提で角栓が作られる工程はこのような順序かと思います。

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毛穴の状態はこの3つからスタート

a)タンパク質多めの角栓が詰まった毛穴
b)皮脂多めの角栓が詰まった毛穴
c)角栓がなく、毛穴が開いているぽっかり毛穴

↓それぞれの毛穴に酸化亜鉛・シクロペンタシロキサンが入るとこのように変化

a)タンパク質多めの角栓の上にゲル残り
b)皮脂多めの角栓の上にゲル残り
c)毛穴の底辺にゲル残り

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a)とb)は毛穴の底辺は覆われていないため、毛穴が下から育ってくれば角栓としてゲル残りも押し出される。
c)のように毛穴の底辺のゲル残りがこびりついてしまうと、下から毛穴が育ってきにくい。
つまり、毛穴の最下層が角栓なのかゲル残りなのかで毛穴が育つか育たないかが決まるのではないか?というのが考察です。


■対策
毛穴の底辺にゲル残りがあることは肌育を妨害されるのではないか?という仮説のもと、ゲル残りがある場合はエクストラクションやハイドラなどで根元から綺麗に抜いて、最下層にたんぱく質角栓がくるように肌を育てる必要がありそうです。
また、角栓を抜いた直後にゲル残りとなる化粧品を絶対に使用しないことが最も重要な気がしています。


4.最後に

あくまで素人の実験と考察ですので、その点ご了承いただけると幸いです。

まだすべての角栓タイプを試せたわけではないですし、今回実験したタイプでも2回目、3回目やってみたいなと思っているので、また適宜実験できればと思います。

今回実験をして、
1.酸化亜鉛、シクロペンタシロキサンが皮脂と結びつくとどのような成分になるのか、そしてそれを煮るとどのようなことが起きるか
2.角栓は上から降り積もってできるのではなく、下から伸びてくるという認識は正しいか
という2点を疑問に思っています。もし詳しい方にお読み頂けてましたら、ぜひお手すきの際にご教示頂けると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!





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