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玄米をやめた話し

昔、肌荒れに悩んでいたころ、とにかく身体に良いとされる物をひたすら試していた時期があった。
その1つが玄米だった。
江戸時代に玄米から白米に主食が変わり、ビタミンB1不足で脚気になる人が増えたと言われるほど、ミネラルやビタミンが豊富に含まれ、食物繊維が多く、血糖値の上昇も緩やかである玄米。
これは食べるしかない。と18歳の頃から始まった私の玄米生活。

時は飛んで、3年くらい前のある日、突然冷や汗をかくような胃痛があって、何か悪い物を食べたわけでもないのに吐いてしまうような現象が起きた。
何かの病気だと思い、お医者さんに行ったが「胃炎だろう」とのことでお薬を処方された。2週間たっても良くならず、これはもう胃カメラしかないと胃カメラを積極的に行っている病院へ行ったが、あと2週間くらい様子を見て症状が悪くなるようだったら胃カメラをしましょうと言われた。結局3週間目くらいに症状が治まり、胃カメラはしなかったが、これで体調は良くなるし症状は出ないのだろうという希望的観測で、また日々の玄米生活に戻っていった。

それから、半年に1回、3ヶ月に1回と、症状が出る期間はバラつくものの、感覚的に胃痛が出る期間が短くなっているのを感じて、もう完全に病気だと思った。病院は胃カメラをしてくれないし、頼みのGoogle先生に伺うと、胃荒れる→玄米が結構ヒットするのである。

とは言っても、私が食べているのは白米1合+玄米1合の半分炊きで、完全玄米ではないし、健康を気遣って完全無農薬の玄米だし、夜は糖質はあまり食べないようにしてるから玄米食べるのは朝か昼だけだし、そんな!玄米が!私の身体に悪いわけがない!としばらく無駄な抵抗をしていたが、1年ぐらい前に、とうとう玄米を止めて白米にしてみた。(もち麦は入れてる)

白米に変えてからも、しばらくは胃痛や吐き気が出る時があったが、1年たった今では冷や汗が出るほどの胃痛は出なくなった。

思い返して見たら、4年ぐらい前から1日のなかで玄米を食べる機会が増えた。しかも私は納豆が好きで、納豆と一緒に玄米をズズズズと吸うように食べていたのだ。そして私は玄米を納豆と一緒に大根おろしや山形のだしなどでかきこむように食べるのが好きなのである。
そうなのですよ。玄米は固い皮に覆われているからきちんと噛まないといけないのですよ!
Google先生はどのページを開いても玄米はよく噛んで食べなさいと散々言っているのに、この体たらく。
おそらく玄米を炊く前の浸水も本当は2時間とか、長いと半日とかするべきなのに30分くらいしかしてなかったな。
白米と一緒に炊くことで、なんとなく噛まなくても食べられてしまうのも良くなかったような、、、

とりあえず玄米を食べるうえで、やってはいけないことをやり散らかしていた私。玄米はよく噛まないと体に支障が出ると言う事実を身をもって知ることとなった。
考えてみればよく10年近くも症状が出なかったものである。若さなのか、長年の蓄積なのかは分からないが、身体に良いとされる物であっても、摂取の仕方を間違えると体に悪影響が出るのだなと勉強になった。
口から摂取するもので、良くても悪くても身体に変化が出るのだから、より一層、何を食べ、何を食べないかの選択は重要だなと再確認した。

もう少し胃の症状が出なくなったら、また玄米生活をしたいな。今度はもちろん良く噛んで食べたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます(^^)/

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