小さな希望を叶える大切さ。
今日は次男の5歳の誕生日でした。
誰かのお誕生日には必ずホールケーキを買うわが家。
大抵は父母のお気に入りのケーキ屋さんで買うのが定番。
今回はどんなケーキがいいかな。
次男の好きなショートケーキかな。
でもあのお店はチョコレートケーキが絶品だし…
そしたら数日前、テレビを見ていた次男が叫んだ。
「あれたべたい!あれ!」
見るとテレビではアイスケーキのCMが流れていた。
そんなわけで、次男の誕生日のケーキは
某アイスクリーム屋さんのアイスケーキになった。
調べたら、ちょうど次男がはまっているアニメとのコラボケーキがあったので本人には内緒でそれに決定。
もちろん大喜びで、
ハッピーバースデーの歌の最中も
いざ食べようという時も、
にこにこ幸せそうにしたり、
おめでとうの嵐に照れているのか少しはにかんだりして
とにかくかわいい。
喜んでいる次男を見て、
こちらも幸せな気持ちになり、
あぁいい夜になったなーとほっこり。
とまぁ、普通?のお誕生日の一場面ではあるのだけれど
わたし的には「やっぱりこうしてよかった」と
自分の選択した行動にマルをつけられた、
ワンシーンだった。
「やっぱりこうしてよかった」
というのは
「やっぱり次男の希望のアイスケーキにしてよかった」
ということ。
食を伝える仕事もしている私、
添加物なんかの知識もそれなりにある。
小さい子どもの食べるものは、親に責任があると思っているので、
緩さは持ちつつも、色のきついお菓子なんかには
『ビクッ』としてしまうのが正直なところ。
子どもが食べたがっても
「んー、かーちゃんはこれは食べてほしくないなぁ」
「体にやさしくないんだよ」
と話して違うものに誘導することもたびたび。
今回のアイスケーキ、
見るからに体には優しく…ない。笑
でも、次男の「あれたべたい!」を叶える選択をした。
結果、私は次男の極上の表情を見せてもらうことになった。
その表情を見て私が感じたのは、
ただ単純に「たべたいものがたべられる」喜びだけでなく、
「自分の希望が叶った」喜びにあふれる次男の笑顔。
自分が発した言葉で人が動いてくれる。
自分が発した希望が叶えられる。
アイスケーキ食べたいって言ったら食べられた!なんて
ほんの小さなことかもしれないけど、
そんな小さな経験がきっとものすごく大切。
自分が愛されているということ、
自分の気持ちを伝えてもいいんだ、と思えること、
自分の発言で現実を変えられるということ、
大げさでなく
そんなことを、小さな希望が叶えられたことで知っていく。
もちろん自覚はないけれど、
自然と知っていって、
自分を肯定することに繋がっていく。
体にいいとか悪いとか、
正しいとか正しくないとか、
そんな物差しばかりでは計れないものを
次男5歳の誕生日に私は改めて感じたのでした。
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