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【セミナーレポート】専門知見や荷主・キユーピーの共同輸送における具体例を余すことなく公開し、「ハコベル物流2024年問題サミット」が終了!

 2024年6月20日(木)、都内会場×オンライン配信のハイブリッド形式にて「ハコベル物流2024年問題サミット」を開催いたしました。本サミットでは株式会社ローランド・ベルガー 小野塚 征志氏、 キユーピー株式会社 執行役員 ロジスティクス本部長 前田 賢司氏の両名をお迎えし、物流関連2法の改正案概要と、それに伴い荷主企業・物流事業者に求められる対応策について、専門家による業界知見や企業の具体的な取り組みを交えて解説がされました。

「共同積載、実車率の向上施策や業界ごとの運送事情がよくわかった」。聴講者も納得の業界知見を公開!

 当日、まずは冒頭で当社物流DXシステム事業部の渡辺 健太より本サミット開催の趣旨やこの時節において注目すべき事柄について、さらに行政の動きとそれに伴う荷主企業が果たすべき義務について解説をいたしました。
 また、物流関連2法の改正案概要と、それに伴い荷主企業・物流事業者に求められる対応策について、物流統括管理者が担うべき役割、備える心構えや採るべきアクション等を、聴講者が具体的なイメージを持てるようお話を進めました。

ハコベル株式会社 物流DXシステム事業部 渡辺 健太

 そうしたイントロダクションを経て、ローランド・ベルガー小野塚氏のパートでは、国や行政が目指す意図、さらに問題意識を読みとく重要性を専門的な立場から示唆され、事前に参加者から寄せられた質問に一問一答方式でご回答いただきました。特に物流の効率化はすべての荷主にメリットが多いとし「いつから?ではなくできるだけ早期に始めるべき」との見解を述べられました。

物流統括管理者に求められる心構えと義務について解説する小野塚 征志氏

 さらに、小野塚氏の解説を受けるかたちで荷主企業様の具体的な取り組みとして、キユーピー株式会社の前田 賢司本部長による発表パートでは、同社が「持続可能な食品物流の実現」に向け、段階的にどのような取り組みを実行なさってこられたのかをお話いただきました。異なる部門間での連携や、業界全体の最適化を担う思いのある人材の重要性について熱意を込めて語る様子に、聴講者たちも高い関心を持って耳を傾けておられました。

前田氏は「今年はパレット単位の検品レスを開始する」。

サミット聴講者の方々のご感想(一部)

  • 「物流効率化の具体的な取り組みなど、メーカーとして即時落とし込みができる内容だった」

  • 「自社においても物流効率化に向けASN(事前出荷情報)の導入を進めている途中であり、先行されているキユーピー様の状況をうかがう事ができ大変参考になった」

~ 改正法で問われる対策は?~
 サミット全編をとおして「対策のカギは全体最適」との意識合わせがされ、ハコベルの渡辺からは「全体最適へ周りを巻き込むうえで課題共有の意味でデータは不可欠。自動的にデータを蓄積できる仕組みが大切だ」とし、「ハコベル配車計画」や「ハコベル配車管理」等のシステムについても紹介をいたしました。つづく名刺交換会も盛況のうちに幕となりました。

 ハコベルでは引き続き、荷主企業様や物流事業者様に向けてこうしたセミナー等を通じてお役に立てる情報発信を行ってまいりますのでご期待ください。








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