ストグラという沼にハマった
久しぶりにとんでもない沼にハマってしまいました。
それは、ストグラ。
2022年から、しょぼすけさんという方が提供されているコンテンツで、プレイヤーは一定の条件を満たしているストリーマーに限られており、YouTubeやTwitchでプレイする様子を配信しています。
(私はプレイヤーではなく、配信を視聴する観測者の立場になります)
実は、ほんの1か月前まで、ストグラの存在すら知らない人間だったのですが、まあ見事にこんなにハマるかというぐらいのハマりようで。
それは、大好きな星野源の番組を録画し忘れ、毎年欠かさず見ていたキングオブコントを見ずにストグラを選択し、買おうと思っていたゲーム「名探偵ピカチュウ」の購入を見送ってしまうほどの、私史上最大の沼。
まるでオセロのように、私の推したちが全てストグラストグラストグラとひっくり返るような始末なので、大変危険を感じています(嘘)
そう、キッカケは、またもや!声優の中村悠一さんです。
(本当に私の2023年は中村悠一一色です)
数年前から仕事の負担が大きくなり、家事や育児の疲れもあって、寝つきが悪い時が多く、そんな時にはいつも雑談やドライブ、ゲーム実況配信などを長時間してくれている中村さんのYouTubeを流しながら寝るという日々が続いていました。
中村さんの声、精神的に落ち着くんですよね。どんなに疲れてても、安心して眠れるからいつも助けられています。
そんな9月のある日。
いつものようにYouTubeを開くと、ちょうど中村さんの生配信が始まるところで、「今日はこれを見ながら寝よう」と軽い気持ちで見始めたのがストグラでした。
これが、めちゃくちゃ面白かった。
冒頭での説明の通り、ストグラとは、架空の街で自分の分身のようなアバターを作り、生活している様子を配信するコンテンツなので、もちろん生きていくためにはお金が必要で、お金を稼ぐためには働かなくてはならないのです。
なのに、中村さんのアバターとなったネズくん(名作ゲームMOTHER2の主人公・ネスを模している)は、職に就くよりも先に、あっという間にギャンブルでギャングのボスに2000万円の借金をします。それも1日5割の利息というとんでもない額...。
怒涛の展開、そして破天荒すぎるプレイに、すっかり惹き込まれてしまい、私のストグラ観測は始まりました。
ストグラの世界は、白市民(犯罪行為を行わない市民)と、黒市民(犯罪行為を行う市民)の大きく2つに分かれていて、公務員や一般市民だけでなく、ギャングや半グレも多数存在しています。
あくまでロールプレイなので、ストリーマーの方々はそれらに成りきって演技しているのですが、これがどれも完成度が高く、みなさん素晴らしいセンスの方達ばかりというところが、ストグラ最大の魅力となっています。
さて、ギャングに追われる身となったネズくんは、素性を隠すために変装を始めます。
ガンダムオタクの星でもある中村悠一。
まずは、ガンダンMK2と名乗りガンダムを模した変装をします。
しかし、ストグラ住人の大半はZガンダムが分からない...。
あのイケボで、Zガンダムの次回予告のナレーション台詞「君は刻の涙を見る」を去り際に言い放ちますが、全く伝わらない...。
あの中村悠一が、中村悠一としてでなく、一人のおじさんとして街の住人達と関わっていく姿が、滑稽で面白くて最高な始まりでした。
これではダメだ!と思い直したネズくんは、みんなに分かってもらえるキャラはないかと模索し、あの天空の城の大佐を模したプスカ大佐というキャラを生み出します。
さすがのジブリ作品。これが全年代に一瞬で大ウケとなり、すっかりプスカ大佐が定着し、車のメカニック会社「BMC」に就職を果たします。
コンセプトメカニックを謳った「BMC」は女の子の従業員ばかり。日替わりでメイドさんや警察官、女医さんなどのコスプレをして車の修理やカスタムをしてくれます。
ロスサントスの街はとても広いので、何をするにも車やバイクが必須。
みんな荒い運転や犯罪行為を行うため、車の修理はデイリー行事。
そして、せっせと働いては、いい車やバイクを買い、カスタムをする。
ストグラの世界においてメカニックの仕事は重要な役割を担っています。
そんなメカニック会社に、「ここは眺めがいいので」という、とても令和とは思えないセクシュアルな志望動機を引っ下げ、プスカ大佐は働くことになります。
でもやっぱり、中身は中村悠一。
根っからの車オタクでもあるので、豊富な知識と経験から、すぐに従業員の女の子達からの信頼を集め、すっかりみんなに愛される存在となります。
そして、白い仕事のみで、見事に借金を返済!
現在は、メカニックと普通車ディーラー、救急隊という3足のわらじを履きこなし、どの職場でも優秀な人材として、みんなに愛され信頼される存在となっています。
この「BMC」に就職した辺りから、プスカ大佐(中村悠一)のプレイを見るだけでは物足りなくなり、「BMC」従業員の女の子達のチャンネルにまで手を出し始めてしまい、深い深い沼へと落ちて行ってしまっています。
社長のにしのん、副社長のるるさん、はなちゃん、まきぴちゃん、サウ汰ちゃん、つばめちゃん、うさぎさん...。
みなさん個性豊かで、優秀で、面白い女の子達ばかりです。
それぞれの頑張り、恋模様、いたずら、ハプニング。毎日毎日、何か事件が起こり、何もない日なんてない。
心から楽しく、みんなの物語を見させてもらっています。
何でこんなにもストグラに癒されるのか。
それは、ストグラにこそ、私の理想的な働き方があるからなのかもしれません。
今の私の職場は、毎年人が辞めるので、毎年やってくる新人さんに仕事を教え続けていますが、なかなか定着してくれず、「覚えられません」「私にはできません」と簡単に言われてしまい、結局私が人の2倍やるしかない状況が続いています。
正社員ではないので、みんなそこまで頑張らないんですよね。キツイなら辞めればいいとしか思ってない人が多いし、それはあながち間違いではない。
でも、私は古いタイプの人間なので、自分でやると決めたことは、とりあえず一生懸命やってみたらいいのにと思ってしまうのです。
正社員じゃなくても、仕事をすることで得られることはきっといっぱいあるよと言ってしまいたくなる。言わないけど。
「BMC」で働くみんなは、自分のために、そして誰かのために、一生懸命働いています。
見ていると、ゲームの世界とはいえ、マルチタスクで動かなければやれないし、メカニック一つとっても手順や材料の使い方、請求書の発行など、現実と変わらないしっかりとした仕事をしなければ成立しないような作りになっているので、適当には済まされません。
そして一緒に働いている仲間を信頼し、支え合い、協力して会社のことを考えて動いている。
「BMC」は、あんな風に働けたら絶対に楽しい!と思う私の憧れの職場です。
仮想都市ロスサントス、あの街に自分が降り立ったら、何をするか。
まずはアメリカンなバイクを買って、ライダースなどを着て走り回りたい!
こちらの世界では苦手な運転も、あの街でなら楽しんでやれそうです。
飲食店で色んなメニューも考えてみたいし、車に詳しくなってメカニックもやってみたい。救急隊に入って人を助けまくるのもいいし、ヘリコプターの免許も取ってみたい。
ただ黒い仕事だけは、できないかもなあ。小心者なので。抗争とかドンパチには心が惹かれません。
いつか、きっと遠くない未来、誰もが第二の人生を生きる仮想都市での暮らしが当たり前になる日がやってくると思います。
私はすっかりおばあちゃんになってしまっているかもしれないけど、プレイできる元気な体でいたいなと心から思います。
その時は、全力で楽しむぞお!
それまでは、ひとまずストグラでみんなの物語を楽しく見守っていきたいと思います。
気になる方は、ぜひ再生してみてください。そこには沼が待っています...。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?