FFⅦリメイクを、4年越しにプレイした話
私はゲームが好きです。
しかしながら、近年は好きでしたと過去形で言う方が正しいと思えるくらい、ゲームから遠ざかっていました。
大人になると、なかなかテレビの前に座って、じっくりゲームと向き合うなんて時間は無く、まして子どもが出来てからは、とてもそんな余裕はなくて、次々と発売されるソフトやハードを横目に、いつか...いつか...と奥歯をギリギリと噛むような思いで過ごしてきました。
ただ、もしあの作品がリメイクされるようなことがあれば、それは何が何でもやらねばなるまい!と思っていたのが、「FFⅦ」!
そう、ファイナルファンタジーⅦです。
熱狂的なファンも多いFFシリーズの中でも、1、2を争うほど人気の高いⅦ。
私も大好きな作品で、RPGの面白さに初めて気付いた思い入れのあるゲームです。
オリジナルである97年発売の作品を三部作に分けて、順次発売。その第一弾として、2020年4月に発売されたのがファイナルファンタジーⅦリメイクでした。
ちょうどコロナ禍へと向かっていく最中で、緊急事態宣言の発令などがあり、私の職場も出社しての勤務は交代ですることになって、家にいる時間が長くなり始めた時でした。
これはできるかも!と思って、すぐ購入したのですが、もちろん保育園に行けなくなった息子も家にいたため、日中はほぼ出来ず、息子が寝てからと思うも、自分もくたびれて寝落ちしてしまい、序盤で事切れてしまったまま、気付けば4年も経っていました。
心のどこかに、FFやってないなあという思いはあったものの、なかなか重い腰が上がらずにいたら、第二弾のリバースが発売されるというCMが!
このままではいけない!一生やらずに終わってしまう!と一念発起し、リバースの発売を横目に、まずはリメイクをやるぞ!と思い立ったのです。
しかし、日中パートとはいえ週5で働きながら、家事育児をこなしている身なので、何よりも時間の確保が大変。家族の協力と理解が必要なため、まずは宣言してみることにしました。
「ママはこれから、絶対Ⅶをやり遂げます。夜、寝ないこともあるかもしれません。でも、これは、ママがやりたいことなので心配いりません。ママは、本当はゲームが大好きなんです!」
ポカンと聞いている息子、自分も一緒にやるという夫。
でも、言霊とはすごいもので、絶対やり遂げます!と宣言してしまえば、自ずと気合が入るもの。
帰ったら家事を少しでも早く済ませて、あれをして、これをして、と時間をやりくりする生活を頭の中でシミュレーションして、いざ、「FFⅦやり遂げるぞ生活」をスタートさせました。
もちろん上手くいく時もあれば、疲れ果てて、できない時もありました。
でも、やりたいことをやるために、時間をやりくりする。
そんな些細なことで、私の心はみるみる元気になっていきました。
今まで我慢しなきゃとか、時間がないとか、こっちを優先しなきゃ、とか思い詰めていた(実際にそうしなければやりくり出来なかった)部分を、ちょっと手放して、ちょっと手を借りて、やりたいことをやる。
それは、この数年間ですっかり奪われてしまったと思っていた大切な感覚を取り戻して行く毎日となったのです。
二月の前半から始めて昨日まで、少しずつ進めて40時間近くかかりましたが、無事クリア!
本当にやってよかった!
素晴らしいゲームでした!
映像技術の進化によるゲームへの没入感もさることながら、一つの作品を三つに分けているため、キャラクター一人一人に一層の深みが出ていて、主人公のクラウド、主要メンバーのエアリス、ティファ、バレット、レッドⅩⅢはもちろん、サブキャラだったビッグス、ウェッジ、ジェシーなども、こんな奴だったのかぁ~と解釈が変わるほど、よく作り込まれていました。
そして、ラストを見る限り、色々な考察が飛び交うのも納得。
30年近く前のゲームの再発売だけど、全く新しいFFⅦがスタートしていた!その感動に今さらながら打ちひしがれています。
ただ、あいにくPS5はまだ手に入りそうにないので、新作のリバースは始められないのですが、とりあえずこれから、外伝となっているクライシスコアFFⅦの世界へ旅立とうと思っています!
クラウドの親友、ザックスがどんなキャラクターなのかとても楽しみです!
やらなきゃいけないことは、もちろんやるけれど、自分の人生を幸せにするために楽しむ。
今年は、このテーマに向かって、楽しいことをどんどんやっていく一年にしようと思います。
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