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ゆうがたんか

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基本的には夕方に詠む短歌ですが、朝だったり昼だったり、夜や深夜に詠むこともあるかもしれない、ゆるい短歌まとめです。
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#詩的散文

気づいたらメモにたまった短歌

詩を書きつつも、同時に短歌も詠んだりしていて、気づけば短歌がたまっていた。 何気なく詠む…

はっくー
1年前
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ゆうがたんか 22

黄昏の 時間を掴み ぶん投げる 放物線と すれ違う風

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 21

光散り 小さな闇が 部屋を染め ほんの束の間 夜を愛する レンジ、トースター、エアコン、…

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 20

沈んでく 陽が感情を 包み込み わけもわからず 泣きたくなった 一日を ひたすら自由に …

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 19

バイバイと 言った直後に 口開き 「それはそうとさ」 話は続く 天泣と 思しき雨が 反射…

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 18

紫の 木の実がつぶれ 道を染め 自然のアート 雨待ち展示 雲流れ 涼風撫でる 素肌には …

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 17

あたしもね メンマ好きだよ 楽しそう おばちゃんたちの 井戸端会議 風化した 室外機朽ち 錆び纏い 夕陽届かぬ 影に佇む 畑から 斜めに伸びた 電柱が 魅せる黒さに 重量感じ

ゆうがたんか 16

風に揺れ 西陽反射し 存在を 主張する葉に 僕の影落ち 背中側 体温上がり 目を瞑る 睡…

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 15

窓の外 眺めつつ出る 打ち合わせ 空は色変え 沈む月曜 ラップかけ 珈琲入れた マグカッ…

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 14

電線に ツバメ留まるの 眺めつつ 流れる雲の 形気になり マッサージ 受けたら身体 ほど…

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 13

雑草と 一括りにね されるから 本当の名が もう分からない 鮮やかな のぼり旗めく パチ…

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 12

紅桜 ほんの僅かな 時間咲き 月に見られて 姿を隠す 日中は 見えてたものが 影となり …

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 11

休み明け やる気の目覚め 待ったけど この時間まで 起きずに困る とりあえず シャワーを…

はっくー
2年前
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ゆうがたんか 10

ゴールデン ウイーク光 消え去って しばらく夜の 心地味合う 湯を浴びる 窓の外には 夕の跡 紺色だけが 静かに満ちて ありがとう 母の日だから いつもより 一振り多く 散りばめてみる