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国際女性デー関連会議・レポート

2月に参加した、カナダ・オタワでの会議のレポートがご覧いただけます。

G7とEUはなぜ、今後の世界のために「女性起業家」が重要だと思うのか?と言う疑問は、当事者の私自身が持っていたことです。結論としては、世の中の仕組みをより望ましい方向に変えたい場合の一つのアプローチであると気づきました。

すでに作られた既存の社会の仕組み、例えば、政治や大きな企業の活動などを変えることは勿論必要ではありますが、実際には、今まで、なかなか変えられずにきた現状があります。

一方で、「女性による起業」は、新しい価値観を持った社会のユニットであり、これまでの延長線にない価値観で、新しく世の中を変えていく可能性に期待されているということです。

私は、今まで賃金が発生しなかった「家事労働、子育て、介護」という重要な社会の役割に介護保険が果たした役割についてということで、お話をさせていただきました。少子化による人口減少に対しての課題解決の方法の一つは、女性が労働市場に可能な限り残ることです。そして、介護保険によって、やむ無く仕事を辞めるという人が減ったこと、介護に関わる新しい雇用を生み出す事ができたという事実。女性だけでなく、男性や社会全体にとっても、継続的に働ける仕組みをつくったことには意義があり、その点に私自身も気づくという結果になりました。

良い政策が、本当に私たち一人ひとりの暮らしを良くすることにつながると実感できた例です。

ジェンダーの課題は単なる「権利の主張」ではなく、社会全体がより「自分らしく、暮らしやすい場所」になるためのきっかけなのだと思います。

誰かのこと、ではなく、自分のこととして、これからも考えていきたいと思います。

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レポート(英語)は、こちらから、ダウンロードしていただけます。


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