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卯月コウがバンドを結成したことを受け入れられなかった話


卯月コウがきらいになった。いや、正しくは推せなくなった。

もとより好きではなかったが、配信があればかならず見に行って、コメントを書いたり、ポケモン・ネジキ・マリカの大会では心の底から「主人公になれー!」と卯月コウを応援していた。一般的には「卯月コウが好き」と言える状態だったとおもう。

そんな中、迎えた12/25のegn配信。
5人でバンドを組み、ボーカルをしていた卯月コウは輝いていたのだろう。私には輝いて見えなかったけど(卯月コウをアイドル的に見たことがない)、ファンの多くはスポットライトがあたる卯月コウをまぶしく見つめ、そして応援していた。

私も、配信中は卯月コウがなにやら新しい活動を始めることと、彼にバンド仲間が出来たことを理解して「卯月コウも変化していくな〜、すごいな〜」と感じた。

ただ、じわじわ時間が経つにつれて「バンド活動をする卯月コウ」にものすごい拒否反応を覚えてきた。卯月コウが、だらしない軍団と会話しながらクソどうでもいい配信をする時間が大好きだったけど、その「輝くコウ」に、そのダウナーさはもう見出せなかった。

最初から、卯月コウは人生への絶望を共有する側ではなくて、絶望を理解しながらも軍団を笑い飛ばす側だったのだろう。それでも、確かに初期配信あたりの伸び悩みの頃から、垣間見える仄暗さは確かにそこにあった。

抱える辛さが違っても、もがきながらあがきながら上を目指す姿に励まされたり居場所をもらったりしていた。

でも、egnのバンド結成はわたしにとってその「あがき」とは受け取れなかった。バンド結成はわたしにとって「完成形」だった。

SEKIROでも金ネジキ配信でも、苦しみもがき続けて上を目指す卯月コウが好きだった。でも、バンド活動は最初から眩しすぎた。



応援できなかった。応援が、できなかった。
卯月コウを、新しいことに挑戦しようとする卯月コウを応援できなかった、わたしは。

そのことがあまりにも自分を傷つけた。
頑張ってほしい人を心の底から素直に応援できない。その精神の醜さを自覚することのいかに辛いことか。

今のわたしの精神状況では、彼を応援することは出来なかった。主人公になっていく彼についていける軍団は、たくさん彼を応援すればいいとおもう。わたしのような醜い隠キャはその軍団からさえ見下されていることをTwitterやニコニコで知った。(実際精神的にゴミなんだろうな)

彼の活動を批判する意図は全く無いし、そのようなコメントや書き込みもしたことないし、これからもすることはないだろう。

ただ、彼の速さに、まぶしさについていけなくなっただけの話しだ。

卯月コウ今までありがとう。
格好いい卯月コウを受け入れられる時が来たらまた会いたい。それまでさよなら。




#バンド #Vtuber #卯月コウ

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