梨泰院クラスが最高に面白いと感じた理由
はちろうです。
今更ながら2020年に大ヒットした韓国ドラマ、梨泰院クラスを観ました。
流行っていた当時から名前は聞いたことがありましたが、韓国ドラマは観たことがなかったため、スルーしていました。
しかし、会社の後輩から「ネットフリックス入ってますか?梨泰院クラスめちゃめちゃ面白いですよ!」後輩から勧められたので、この機会に観てみることにしました。
結論、めちゃめちゃ面白かったです。
そこで今回は、なぜこんなにも面白いと感じるのか、なぜ大ヒットしたのかを考察したいと思います。面白いと思えた要因を自分なりに考えて発信して、マーケティング的な思考やライティングスキルの向上につなげたいと思います。
一部ネタバレになるため、ご了承ください。
①悪と戦いながら成長していく成り上がりストーリー
簡単に言うと、「どん底から這い上がる」、「わかりやすい悪を討伐する」という話です。
主人公セロイは、正義感が強く、自分の信念は消して曲げない性格でした。
高校生の彼は、転校した先のクラスで起きていたいじめを目の当たりにしました。
そのいじめっ子グンウォンは韓国一の外食企業一家の長男であり、学校では先生を含めて誰も逆らうことができず、皆が見て見ぬふりをしていました。
しかし、正義感の強い彼は見て見ぬふりできず、いじめっ子グンウォンを殴っていじめを止めさせます。
ですが、彼の父親は殴ったいじめっ子の父親が会長を務める会社の社員でした。
当然、チャン会長(いじめっ子の父親)は自分の息子が、自分の会社の社員の息子(セロイ)から殴られたと聞いて、怒り心頭です。
チャン会長(いじめっ子の父親)はセロイに対して、「土下座して謝ったら、許してやる。」と言いましたが、セロイは「悪いのはいじめをした方だ。自分は悪くないから土下座はしない。」と要求を突っぱねました。
結果、セロイは退学になり、セロイの父親は責任を取って仕事を辞めざるとえなくなりました。
そのことから、セロイは中卒となりました。唯一の味方であった父親も、グンウォンの起こした事故が原因で他界してしまいました。セロイはグンウォンと揉めて暴行事件を起こし、刑務所に入ることになりとどん底の人生を歩むことになりました。
それから、セロイは居酒屋で起業し、チャン会長率いる外食最大手企業を追い抜くことで復讐しようと決意しました。
セロイが肉体労働で貯めた資金で起業した居酒屋でしたが、チャン会長やグンウォンはセロイに因縁を持っているため、その後もセロイを妨害します。
しかし、セロイはチャン会長やグンウォンに負けず、仲間と協力して居酒屋を成長させていく、というストーリーです。
セロイからは「信念を貫き通す」「方向性を示す」「仲間を理解する」など、リーダーとしての姿勢を学ぶことができます。
韓国ドラマ=民族衣装みたいな先入観がありましたが全くそんなことなく、梨泰院のオシャレな街並みや登場人物のファッション も魅力の一つです。
わかりやすい悪を討伐、という観点では半沢直樹のような話だとイメージが湧きやすいと思います。敵役のチャン会長は、日本版が作成されるのであれば香川照之が演じるでしょう。
回を追うごとにハラハラさせられて、視聴者を釘付けにします。
日本ドラマだと、上げて下げての繰り返しみたいな状況に陥って、「ああこのパターンか」みたいに先読みしてしまいがちですが、梨泰院クラスは展開が予想できずに、最後までハラハラさせられました。
②魅力的なキャラクター達、彼らの成長
登場人物はダイバーシティに富んでいて、彼らも仕事や人間関係を通じて成長していきます。
セロイ:主人公。
自分の信念を曲げない頑固な性格→次第に仲間の意見も取り入れるようになる。
イソ:IQ160の天才少女で経営マネージャーとして活躍し、居酒屋を成長させた。 ソシオパスと呼ばれる社会不適合者で、簡単に「あいつをクビにするべきだ。」などと言っていた→仲間を信頼できるようになる。
ヒョニ:居酒屋の料理人。
トランスジェンダー(外見は男、中身は女性)であることを隠していた→堂々と表明できるようになる。
など、居酒屋の成長とともに彼らも成長していく過程も楽しめます。
③核心を突くセリフ
日本の説教系ドラマのように、核心を突くセリフに共感します。ドラゴン桜や3年A組のようですね。
特に私がグッときたのは、テレビの料理番組に出演する際、トランスジェンダーであることが世間に知られバッシングを受けるヒョニに対してセロイが伝えた言葉です。
「お前がお前であることを、他人に納得してもらう必要はない。」
この言葉のおかげで、ヒョニはテレビで堂々とトランスジェンダーであることを表明し、料理番組で自分の実力を発揮することができました。
私も人の目を過剰に気にしてあまり自分の意見は言えないタイプであるため、この言葉には背中を押されました。 自分の意見は堂々と発信していこうと思います。
このように、特に自分の信念を貫くセロイを中心に、グッとくるセリフが散りばめられています。
終わりに
こうやって面白いと感じた要素を並べてみると、日本のヒットドラマにも同じ要素が含まれているなと思いました。
また、大ヒットした2020年はコロナ禍であり、人々がネットフリックスを見る時間が増えていた、というのも要因であると考えられますね。
ほかの韓国ドラマも観てみようと思いました!
こうやって面白い何かを見つけた時は、面白いと思えた要因を自分なりに考えて発信して、マーケティング的な思考やライティングスキルの向上につなげたいと思います。
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