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【コトダマ000】前口上

こんにちは! hachiroetoと申します。社会福祉士です。
東京都内某区で、福祉に関わる仕事をしています。

突然ですが、みなさんは
「コトダマ(言霊)」ということばを聞いたことはありますか?

古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。

デジタル大辞泉

な〜んだ、オカルトかよ、と思われたでしょうか。
確かに「発した言葉どおりの結果」が現れるなんて、なんだかインチキくさいですよね。
「この宝くじが当たる!」って念じて買った宝くじが当たれば、誰も苦労はしません(そうなればいいんですが・・・・・・)。

でも一方で、ことばにはなんの力もないかといえば、そうではありません。
ことばは、物を動かしたり壊したりする力はありませんが、人を動かしたり、変える力はあるのです。
特に福祉(教育や医療も)の現場にいれば、たったひとつの「ことば」をかけたことで、見違えるように生き生きとした顔をするようになったり、逆にどん底まで落ち込んでしまう人を見たことがあるのではないでしょうか。
それどころか、最悪の場合、「ことば」は人を死に追い込んでしまうこともあるのです。
だから、特に福祉に携わる方は、「ことば」の持つ力をよく知り、慎重に使わなければなりません(自戒を含めて)。

日本は古来より「言霊の幸ふ国」とされ、ことばのもつ霊力のようなものによって、国の幸せがもたらされているとされてきました。
でも、今の日本はどうでしょうか。
SNSでも実社会でも、人を傷つけたり、おとしめたりする「ことば」が乱れ飛んでいます。
とてもとても「ことば」で人が幸せになる国とは思えません。
とはいえ一方では、注意深く探していけば、
人を幸せにしたり、よき気づきを与えたりするコトダマをもった「ことば」は、いろんなところに転がっています。

さて、そこで。
このnoteでは、主に福祉に携わる人に向けて、福祉に関わるフレーズ、福祉に関わる人にとって支えになったり、ヒントになったり、あるいは(あえて)冷や水を浴びせるようなフレーズを紹介していきます。
名付けて「福祉のコトダマ」です。

福祉を取り巻く環境は、どんどん厳しくなっています。
予算は削られ、ソーシャルワーカーやケアワーカーは疲弊し、支援を必要とする人たちはどんどん増え、多様化しています。
そんな中で奮闘する人たちに、及ばずながら、小さな「コトダマ」のしずくを届けたい。
おそらく、ほとんどのことばは、読む人の目や心をすり抜けていってしまうことでしょう。
でも、そんな中でたったひとつでも、
ここで紹介することばに触れることによって、
その人の見方が変わったり、元気が出たり、慰められたり、
諦めかけていたけど、もうちょっと頑張ってみようかな、って思えるようなことがあれば。
それは、そのことばに宿る「コトダマ」の力なのではないでしょうか。

週2回程度、不定期でアップしていきます。
そのうち映画のセリフなども取り上げていきたいですが、メインは本からの引用になると思います(私自身が本好きなので)。
もしよければ、時々覗いてみてくださいね。

では、よろしく!

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