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111キロ先の異国の地、台湾。

日本の一番端の島
与那国島に生まれた私は

物心がついた頃から
外国に興味を持った。

とりわけ
目と鼻の先にある

台湾という異国の地に
ものすごく憧れた。

それは
時おり紛れ込む
ラジオの電波に乗って…

浜辺に打ち上げられる
台湾語の空き瓶から…

そこかしこで
私を魅魅了し続けた。


運が良ければ
年に数回、

異国の山が海の向こうに
姿を見せる。


数百キロの先には
どんな人たちが

どんな生活を
送っているのか
想像しては

いつの日か

この目で見れる日を
心待ちにしていた。

そんな
私が育った島は

超がつくぐらい
田舎だったけれど

国境の島だと言えることが
とても誇らしく思っていた。


今では
空路も発達し

数千円払えば
行けてしまうほど
身近になったけれど


それでも時々
与那国島にいた頃と

同じ風の香りを感じると
ふとあの頃を思い出す。


私にとっては
今でも憧れの異国で
それでいて懐かしい国だ。

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