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久留米競輪「GIII 中野カップレース」~決勝回顧~

みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。

6月22日から福岡県の久留米競輪場で行われてきた
「GIII 中野カップレース」

25日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。


決勝ふりかえり
~“めずらしい”位置からつかんだ復帰V~

結果成績

1着 ⑦山崎賢人(長崎) [差し]
2着 ⑨森田優弥(埼玉) [まくり]
3着 ⑥田尾駿介(高知)

九州勢が予定通りの先行勝負。
しかし誤算は「カマシ先行」になったことで
早めに嘉永泰斗選手(熊本)が動かざるをえなくなったことと、
九州勢の背後に森田優弥選手がいたこと。

残り1周1コーナーから嘉永選手が番手まくりも、
森田選手が単騎まくりでアッサリとらえてしまいます。

ここで冷静だったのが山崎賢人選手。
最終周バックストレッチで森田選手の背後に切りかえると、
後方からまくってきた松浦悠士選手(広島)の動きをとめ、
ゴール前で森田選手を差しきり、自身2度目のGIII制覇を達成!
(2018年11月取手「水戸黄門賞」以来)

自ら動いた森田優弥選手が2着
後方から差し脚を伸ばした田尾駿介選手が3着に入り、
3連単は13万車券の大波乱となりました。


『10年ぶりというのは自分でもわかってなかったです』

 復帰戦での優勝にまずはホッとしています。ナショナルチームでいい練習ができたし、成果が出て良かった。(決勝は)ラインとして機能しなければいけないし、3番手で内を締めてしました。颯馬は新山を叩き切ったし、とんでもなく強かったです。2センターは前がモガき合っていたし迷いましたね。でも、その時の判断やレースに反応ができたので。それが走った結果よかった。

 5年7か月ぶりの記念優勝? 今回は準決も決勝もそうだけど、全部ラインのおかげですし、復帰一発目の優勝でホッとしました。

(ナショナルチームに在籍しパリ五輪出場は叶わなかったが)いつもいい環境で練習をさせてもらっているし、レベルアップした感じはあります。今後、競輪が増えますが自力で走ってもっともっと力を付けないと。

netkeirin『【中野カップレース】復帰戦で優勝を決めた山崎賢人
「準決も決勝もそうだけど全部ラインのおかげ」』より引用

これまで自転車トラック競技代表強化選手としての活動が多く、
競輪を走る機会が少なかった山崎賢人選手。
今年のパリ五輪ではリザーブにまわったことで
本格的な競輪競技復帰となりましたが、
復帰初戦で最高の結果を残しました。

本来はラインの先頭で走るべき選手なのですが、
並び順のめぐりもあって、今回は“3番手”での走りに。
3番手になったことで最後まで脚が残って
森田優弥選手を差しきることができた。
これが山崎選手にとって大きな勝因となりました。

本人も語っているように、今後はラインのために
ラインの先頭で力強い走りをみせてくれそう。

デビュー当初 破壊力ある走りで
グレードレース戦線に新風を呼び込んだ山崎賢人選手。
トラック競技を経てパワーアップした姿が見られそうですね。


次回GIIIは「水戸黄門賞@取手」

次回のGIIIレースは6月27日~30日の4日間
茨城県の取手競輪場「水戸黄門賞」が行われます。

自身がGIII初制覇を果たしたレースの前にGIII 2度目のVを決めたのは、
山崎賢人選手にとって吉兆だったのかも?!

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