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can't help but 動詞の原型

今日の気になったフレーズ

I can't help but think this is wrong.
和訳)こいつは間違ってるとしか思えないぜ。

スチュアート・リトルの一節です。
スチュアート・リトルの話題が続いていますが、そうです。スチュアート・リトルでリスニングのトレーニングしているのです。
意味理解とシャドーイングが主です^^

さて、どんなシーンかというと・・・
スノーベル(猫)は、スチュアート(ネズミ)を追い出すために、野良猫集団に助けを求めていました。スノーベルは、追い出してくれれば満足でしたが、野良猫たちは、ガチでこの世から消そうとしており、いざ!というシーンでスチュアートを助けます。そして、スチュアートを連れて逃げるのです。
もちろん、その後を野良猫集団が追いかけます。
その中には、リトル家にちょこちょこ餌をもらいに来ていたモンティーもいました。モンティーはスノーベルに野良猫集団を紹介しており、スノーベルとは親しい間柄だったと思われます。
で、それに追いついたモンティーが、スノーベルに一言。

I can't help but think this is wrong.
和訳)こいつは間違ってるとしか思えないぜ。

モンティーは、スノーベルをずっとかばってました。優しいやつです。
これはもうかばいきれないよ。という意味の言葉だったと思われます。

さて、続いてフレーズ自体のお話に移ります。
I can't help but think this is wrong.
私は、助けられない。でも思う?ん????なんでこんなところに「think」がきているんだ??なんだこれは!!またなんか変なやつ出てきたぞーー!
ということで調べてみました。

結論からいうと、この文章は、タイトルにも書いている通り、
can not help but 動詞の原型
〜せざるを得ない
という解釈されるらしいです。

ここでの「but」は、「しかし」という逆接の接続詞ではなく、「〜を除いては」という前置詞になるそうです。
なので、I can't help but think の「but」は「think」の前置詞です。

つまり、「私は、これを間違いだと思わざるを得ない。」ということになります。

でも、そもそも「〜せざるを得ない」って・・・
ということで、再び訳をば・・・
I can't help / but think / this is wrong.
私は、役に立つことができない
思うことを除いては
これは間違っている
よって・・・「私は、これが間違っていると思うことを除いては、役に立つことができない。」となる。
「〜を除いては、役に立つことができない=〜せざるを得ない」ということかな?
これしかできないんだよ!こうするしかないんだよ!といった解釈になるのかなと思います。

日本語にも、直接的な言葉を使用せずに、回りくどい言い方をして伝えようとする風潮がありますが、英語でもきっと同じなのだと思います。

嫌いと伝えるのに、「I hate」と言わず、「I don't like」といいますよね?
日本語でも、「あんまり好きじゃないです。」っていいますもんね。
「嫌い」と伝えるのは、ストレートすぎて適さない時があるからです。
英語も同じように、なんか変な単語の並び!って思ったフレーズは、長らく使われていく中で、前述のように言葉を選んでいたからじゃないかなと思います。
言語って面白いですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
またね!

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