運動会の応援合戦が苦手
運動会の応援合戦が苦手である。
今日、職場の人と運動会の話になる。
「今はお弁当も作らなくていいし、学年別で観覧だから、ラクですよ〜」って私が言うと
「えっ、じゃあ応援合戦もないですか。寂しいですね」と言われた。
えっ!?
もともとスポーツは苦手。
団体競技は特に苦手である。
バレーもバスケもボールを使う団体競技は苦手。
唯一好きなのはバトミントン。
ただ、短距離で走るのだけは早い。
50メートル走7秒台。
だからクラスで地味で目立たなく生きてるのに毎年、運動会や体育祭で、選手リレーの役に抜擢される。
でも、だいたい足が速い子って、クラスで明るくて目立つタイプ。
それに混じってジミーズな私とのギャップ。
選手リレーで唯一よかった体験、それは
当時好きだった山P似のカッコいい男子に私がバトンを渡す。
練習のときもドキドキした。
手が触れたらどうしよう。
妄想するのだけは得意。
恋のバトン繋げられたらよかったけど、
彼はキラキラ男子。
私なんか相手にされないって諦めていた。
体育祭で最も苦手なのは、応援合戦。
応援の意味が分からない。
大きな声を張り上げて、自分たちを讃える。
最初に相手チーム健闘を祈ってフレフレーって、あれも何だろう。
お互いに頑張ろうねって意味なんだろうけど、モヤる。
まだ冷蔵庫にモヤシがあるのに、安いからってまたスーパーでモヤシ買ってきちゃうくらいモヤる。モヤ&モヤ。
応援合戦の練習も嫌。
恥ずかしい替え歌を大きな声で言う。
X JAPANの紅の替え歌。
今も覚えている。
紅に染まったーこの俺らー優勝の夢に向かいー走り続けろー。
あと、三三七拍子、これ応援なのか。
やりたくないのがバレバレだから、
応援団のメンバーが私を見つけ、
注意する。
ごめんなさーい(棒読み)
体育祭が終わると、応援団のメンバーが一人一人涙ぐみながら、私たちに言葉を述べる。
優勝しなくても惨敗でも、感動的なフィナーレ。
「みんなのおかげだよぉ…ありがとう!みんなの心が一つに団結したのが、よかった。このメンバーで本当によかった(号泣)」
はぁ…そうですか…
全然泣けない。
みんなで達成感!みたいなの味わえたら、青春を感じれたんだろうな。
一生懸命やるのがダサいって思ってたのかな。
あーあ、学生時代こじらせてるなぁ。
人と長時間一緒にいると疲れてしまう。
やっぱり1人が好きみたい。
とりあえず思うのは、自分の子どもたちが私のようにはならないで、素直に育ってほしい。ただ、それだけ。
職場の人「私、応援団とか立候補しちゃうタイプでしたよ!」
私「わー、すごいです!そういうの憧れます!」
…思ってないのバレバレかも。
がんばれ私!フレーフレー!
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