#シロクロ 横浜流星の脱皮

3月15日(日)に惜しまれつつも最終回を迎えた#シロクロ

「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」

今期ほとんど連ドラを追っかけていなかったが、これだけは結局なんだかんだ最終回の結末が気になって観ていた。

何かと話題作りが上手な、日曜10時半日テレ枠。

今回の見どころはなんてたって、飛ぶ鳥を落とす勢いの「横浜流星が主演(正確には清野奈名とW主演)」かつ「毎回見れちゃう主演二人の本格アクション」。

毎回、レンへの催眠時にかかるアマナマ~♪&流星のすまし顔には、笑いを禁じえなかったが、そういうTHE ドラマなところはエンターテインメントとして、あははとあたたかく見守れば、主演二人の奮闘と脇を固めたベテラン俳優陣のおかげで、いいストーリーだったように思う。

日テレの社会派なメッセージを盛り込んだドラマ作りは結構すき。

#シロクロ自体の良さは 、またいつか語るとして(語らないかも)、このドラマで良かったのは、タイトルの通り、「横浜流星の脱皮」だと捉える。

流星は、最終回から一つ前の回で、佐藤二郎さんとの”死闘”を演じた。これがどうして結構よかった。佐藤氏にバキバキにあおられてく形で、流星は目を血走らせて、「親の仇」をぼこぼこにしていく。

怒りに任せて、迷いなく、”恨み”の感情をぶつけていく様が、視聴者を引き込むいいシーンを作り出していた。

これまで、「イケメン」を演じ続けてきていた横浜流星の俳優としての脱皮を感じた時間だった。感情に振り回されて涙をにじませて、佐藤二郎の首をしめていた時に、この俳優の違う演技を見てみたいと思った。

最終回に、茫然自失としてふらふら薄着で歩き回る姿や、リコとの最後のシーンのグッとくるものがあった。意外と憑依型なのかとすら感じた。

イケメンであることも、アクションができることも、Specialな彼にしかない特別な価値。そこにさらに彼なりの演技力を練りこんでいってくれることに、とっても期待したい。


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