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推しのVtuberが引退した

昨日、推しのVtuberが引退しました。私が人生で初めて推したVtuberでした。トレンドにも載っていましたし、ご存知の方は多いでしょう。

月下カオルさんです。

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月下カオルとは

月下カオルさんは、今年の4/28日、ホロスターズ三期生ユニット「TriNero」の一員として鮮烈なデビューを果たしました。ピンクの髪に優しげな微笑み、肩からはらりと落ちた羽織。こんなにも女性的でかわいらしいのに、声は普通に野太い男声

メイク雑談だとか、脱毛に行ってきた話だとか、本当に女子より女子力の高いような配信を定期的にしてくれていました。それを目にしては、あぁ私もなにかやってみようかなとやる気を出してみたりしていたのですが、やっぱり声は普通に野太い男声

コラボした先輩方に「せーんぱい!」だの「せんぱーい・・・」だのとあざとく愛らしくにじり寄ったかと思えば次の瞬間には「ち◎こ!」「う◎こ!」「3・2・1、ゴーシューッ!!」である。(※ベイブレードASMR参照)

この身目にして中身はまさかの男子小学生なのです。

温度差で風邪をひきそうなほどのギャップに、いったい何人の男女が沼に引きずり込まれたことでしょう。かくいう私もその一人。朝起きては7:00~配信のアーカイブを見に行き、昼休みには昼枠を見て、夜枠を聴きながらお風呂に入る。文字通りカオルくん漬けの日々を送っていました。

悲劇の日

そして昨日のこと。私はいつものようにカオルくんのYoutubeチャンネルを見に行きました。

ちゃんねる

ちゃんねる2

動画が見れない。というか、動画がない

あれ、おかしいな。なんでだ?接続が悪くて読み込めてないんだろうか。Wifiを確認して再読み込みだ。

ぽち。ぽち。ぽちぽちぽち。(更新ボタン連打)

・・・。

何回更新しても動画は出てきません。BANされたようには見えないけれど、そういう類の何かに見舞われているんだろうか。そう心配に思いつつ私はtwitterを見に行きました。

twitterは涙の海でした。

「カオルくん・・・(涙)」「カオルくん嘘やろ!?」「信じられない」「しばらく立ち直れないかも・・・」

こんな言葉で埋め尽くされていました。「カオルくん」がトレンド入りしている。カオルくんの過去のツイートがめちゃくちゃにリツイートされている。今までありがとう、みたいなコメントと一緒にファンアートが流れてきている。

さすがに冷や汗が出てきました。ツイートを遡る手が止まらない。見つけたくない言葉。でもついに見つけてしまいました。

「月下カオル」契約終了

頭が突然停止しました。正直、理解が追いつきませんでした。え、どういうこと?ねぇ、カオルくん、どういうこと?すがるような気持ちでカオルくんのtwitterを見に行きました。

過去一ヶ月分のツイートが綺麗さっぱり消えていました

7/29日現在、すべてのツイートが消えています。

切り抜きで聞いた最後の言葉

7/27日夜の雑談配信を私はリアルタイム視聴できていませんでした。だって、まさかこんなことになるなんて、予想だにしなかったから。

予告も予兆もなかった。引退の気配なんてなかった。引退してしまったら動画もツイートも消えてしまうなんて思いもしなかった。

最後の配信に立ち会えないどころか、最後の配信をアーカイブ視聴しながら涙を流すことすら許されなかったのです。

私にできるのは、ただ呆然と、荒れに荒れたTLを眺めることだけ。

目に飛び込んできた一つのツイート。「最後のバイバイ」みたいな言葉とともに、切り抜き動画が流れてきました。見慣れた雑談枠の背景。カオルくんがいつも通り、おきまりの最後の言葉を言う。

「おつネイル!」

ふわふわっと揺れながらそう言って、俯いて、そのあと少しの間がありました。何度かまばたきをして身を起こすと、まっすぐこちらを見て、笑顔でこう言いました。

「バイバイ。」

その姿を見たとき、声を聞いたとき、やっと私は彼とのお別れを理解しました。最後の一言になるってわかっている人の声でした。

あぁ、本当にもう月下カオルはいないんだ。

でも、本当によかった。カオルくんはちゃんと納得して、もしくは自分の意思で引退するんだね。

そう安心すると同時に、この最後の言葉を、公式からの発表やカオルくん地震の発表ではなくて、切り抜き動画できいているということにどうしようもない寂しさを覚えました。

きっと、このあまりにも深い寂しさと虚脱感は、同じ思いをした人にしかわからない。

最後に。

私がこの記事を書いたのは、ひとえに自分の気持ちを整理するためです。誰を責めるつもりもありません。もし、万が一、これを目にしてしまった関係者の方がいらっしゃいましたら、どうか、気に病まないでください。きっとみなさんにも事情や考えがおありでしょう。

それに、こうやって突然いなくなって、皆んなの心をぐしゃぐしゃにかき乱していくところまで含めて、カオルくんらしいのかなって今では思っています。

私から伝えたいのは、ありがとうの一言だけです。

3ヶ月間、本当にありがとう。

じゃあね。おつネイル💅!


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