柔らかく優しい色で暮らしを彩る。

朝、布団から起き上がってまずすることは、お部屋の整頓。

私なりに「丁寧に暮らす」ための大切な時間。
毎日を整えて、身の回りを“スキ”でいっぱいにすることは、日々の暮らしをとても色鮮やかに彩ってくれる。

せっかく、こんなに美しい毎日を紡いでいけるのならば、
自分にも、地球にも優しい過ごし方ができたらいい。

そんな想いで参加した「生活共同体TSUMUGI」での2021年の記録をまとめようと思います。


何か特別なことをしよう。というわけではないんだ。

2021年4月から参加している「生活共同体TSUMUGI」は、自分にも自然にも無理のない「善い暮らし」を探求するコミュニティです。

最近、耳にすることの多くなった“エコロジー”や“サスティナブル”といった分野にも関わる活動内容で、地球に優しい暮らし方を実現するヒントを得ることができます。

さらに地球環境だけでなく、自分にも優しく無理のない暮らしを考えることができるのもTSUMUGIの魅力の一つ。
主に「食卓」を通じて、それらを学ぶことができます。

正直、私自身は“環境問題”とか“健康”については、知識としての興味しかありません。
そこにある問題や課題が、放っておいたら自分自身を苦しめる可能性があると分かっていても、必要があれば使い捨てのプラスチック製品を使うし、食べたい時には添加物たっぷりのファストフードも食べます。

だけど、今ある問題や課題を解決するようなアクションを「暮らしを彩るため」に毎日に取り入れることで、付加価値的に「地球にも体にも優しい」が実現できたら嬉しい。

これから記録するTSUMUGIでの体験は、何か特別なことではなく、ただ自分の心が“スキ”だと思ったモノやコトを詰め込んだ“善い暮らし”の片鱗に、触れることのできた出来事たちです。


ハーブの香りに包まれて。

2021年7月17日〜18日。
山梨県富士吉田での社会科見学に参加しました。

偶然この日の日記が残っていたので、詳しいエピソードは日記で読むことができます。

富士吉田での社会科見学では「HERB STAND」というハーブ園さんに行きました。

実はこのハーブ園見学でハーブに出会ったことがキッカケで、私はハーブにかなり興味を持つようになりました。
もともと草っぽい苦味が苦手で、草感の強い野菜や葉物は食わず嫌いをしていたのですが、この日「 HERB STAND」で手摘みしたフレッシュハーブは、摘みたての葉をそのまま嚙っても口の中が喜んでいるような感覚を感じることができて、とても感動しました。

あの体験でハーブの虜になってからというもの、数カ所のハーブ園にお邪魔するようになり、自分で手摘みしたハーブを料理のさまざまな場面で取り入れるようになりました。

ただ、自分が「美味しい」と思うものを使っているだけ。
ただ、自分が「楽しい」と思える体験をしているだけなのに、
自然にあるものを頂く有り難さを感じたりだとか、自分の健康に善い影響を与えてくれたりとか。

こうやって、ほんの少しずつ「善い暮らし」に近づいているのだなと感じました。

私のハーブブームはまだ続いているので、今年は年始から「スパイス&ハーブコンサルタント」の勉強を始めました。
余裕があれば、家のベランダに簡単なハーブを植えたりなんてこともしたいなぁと思っています。


たった5g、小さき者の産物。

2021年9月11日。
逗子葉山にあるTSUMUGIのコミュニティハウス「食と暮らしの試着室」にて、養蜂体験をしました。

この体験で、私たちに養蜂のアレコレを教えてくださったのは、蜂蜜の販売などをしている「Balance」の金子裕輝さん。
今まで知らなかった、蜂蜜と蜜蜂、そして養蜂についてをたくさん知ることができました。

なんと一匹の蜂が一生涯で掻き集められる蜂蜜の量は、わずか5g程なのだとか。
そんなとても貴重な生ハチミツは、スプーンひと掬い口に含むと、とろり濃厚な甘さで口の中をいっぱいにしてくれます。

そして私自身、「蜂」にはとても色んな可能性を感じています。
お馴染みの「蜂蜜」はただ美味しいだけではなく、栄養価のとても高い代物だし、それは食品として摂取する以外にも、美容品として使われることもある。
「蜂の巣」のハニカム構造は建築の歴史に大きな影響を与えているし、巣のミツロウからはラップを作ることもできます。
信州の郷土料理にも使われる「蜂の子」は、蜂の幼虫を使った昆虫食としてとても美味しく頂ける。

毒針には注意が必要だけど、私たちの生活のいろんな場面で活躍してくれる可愛い蜂たちとは、これからもより良い形で共存していきたいです。


心躍る、キラキラの季節。

2021年11月4日。
海風が肌にひんやりと感じる晩秋の頃。
コミュニティハウス「食と暮らしの試着室」にて、TSUMUGIの部活動「おうち手仕事部」のクリスマスリース作りに参加しました。

この日は、コミュニティハウスに入るとモミの木の良い匂いが部屋全体に広がっていました。
本物のモミの木からリースを作成するのは初めての体験で、最初はあのまあるい形のリースに仕上げることができるのかと不安でしたが、手を動かし始めると予想以上の集中モードになってしまうほどリース作りに没頭。
どんな木の実をどこに乗せようかな、この色とあの色はどんなバランスで乗せよう?そんなことを考えながらもくもくとモノ作りをする時間は、とても豊かだなと感じました。

せっかく日本には四季があるのだから、季節の行事やイベントに合わせて、
これからもさまざまなモノを作っていきたいなと思いました。


小さな小さな、毎日の幸せ。

起きて、ご飯を食べて、身支度をして、作業をして、お風呂に入って、眠りに着く。
私たちは日々、同じような毎日を送っているように感じるけれど、
実は一日一日が全く違う一日で、どんな今日もカラフルで彩るのある一日にしたい。

そのために、暮らしに必要なアクションに自分の“スキ”をたっぷり詰め込んで、時にはそれが思わずして、地球や自分自身の身体を優しく労わることに繋がっていたなら、これ以上無い「暮らし」になると思う。

自分に無理なく、地球に無理なく「丁寧に暮らす」こと。

それは私にとって大それた特別な何かではなくて、
ただ、小さな小さな毎日の幸せを、暮らしの中に増やしていくこと。

今年もTSUMUGIでは、「毎日の幸せ」のカケラを集めていけたらいいなと思っています。

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