2024/04/15

あれから2巻を読むこともなく、ついにネトフリのアカウントを復活させて「三体」第一部8話を一気に見てしまいました【直後に解約おれカネゴン】


見ていて今さらのように思ったのだけど、面壁者(wall facers)というアイデアはどこからどう見ても、達磨大師が壁に向かって9年ほどずっと座り続けていて手も足もなくなってしまったという、あれが元のはず【桃栗三年おれカネゴン】

達磨が面壁九年の座禅によって手足が腐ってしまったという伝説が起こり、玩具としてのだるまができた。これは『福だるま』と呼ばれ縁起物として現在も親しまれている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/達磨

そいでもって、三体の冒頭で繰り広げられる文化大革命のえげつないシーンをカネゴンが理解するのに役に立ったのは、ご多分に漏れず「Last Emperor」のあのシーンでございました【造反無理とはおれカネゴン】

ついでながら、今までずっと紅衛兵を「このえへい」と間違えて読んでいたことにも気づきました【三角帽子のおれカネゴン】

しかし日本の学校ではこのあたりをちいとも教えてくれていないので、いきなりネトフリで三体の冒頭を見た平成生まれ令和生まれの皆さまが何のことやらわからず混乱するのではないかとカネゴン心配でなりませんが、カネゴンはまた何か、まずいことを言ってしまったのでしょうか【心配なのはおれカネゴン】
文化大革命の一部始終をかわいい女子とネコでがっつりとアニメ化したら少しは知られるようになるでしょうか【AIだったらおれカネゴン】

レッドアーミーたちにとってこの文化大革命は、あの大躍進政策と並んでまっくろ黒の黒歴史であることはカネゴンの中では明らかなのだけど、心にぶっすりと突き刺さった黒歴史を抱える者は必ずと言っていいほど、それにちらりとでも触れるものを直ちに滅すること一瞬もためらいがなく、かつ全知全能全財産を注ぎ込んでそれを正当化し、歴史の彼方に塗り込めるものであることを、鳥人間様の中国史解説全動画を一滴も余さず見尽くしたことで学びました【朝昼晩とおれカネゴン】

ついでながら、西遊記(ただし君島久子訳の岩波版に限る)が実は好きでたまらないカネゴンは、英語圏ですごく雑な西遊記の解説動画を見つけてだらだらと見ていた時期があったのですが、ごくたまにすごくまともな解説をしているところを見つけてオトクな気分になったりしておりました【拾って食べるおれカネゴン】

猪八戒がPigsyで沙悟浄がSandy、三蔵法師がTripitakaだと今頃知りました

しかし天の神々や土地神や妖怪の名前を英語で表記するのがかったるいのか覚えにくいのか知らないけど、特に妖怪は最初に名前を出した後はほとんどがthe monsterで済まされていて、金角銀角とか牛魔王とかぐらいはもう少しまともに名前を呼んであげてもいいのではという気持ちになりました

釈迦や観世音菩薩が決して荒ぶる力に訴えることなく、無類の知恵をもって妖怪を降す描写は、仏法の重厚さと広大無辺さを知らしめるにふさわしいとカネゴン的には思うのだけど、動画で見る限りではどうも釈迦や観世音菩薩のあたりの描写が何とも軽々しく、観世音菩薩にいたってはただのエスパーねえさんみたいで、もしかして西遊記の英訳あたりから大事なエッセンスが既に抜け落ちていたのではないかと思えてならなかったりします【抜け殻だったらおれカネゴン】

というわけで今回はオチもつけずに終わります

続く:

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