【絵本風小説】ロシアンの わたがし屋さん
ロシアンブルーの猫さんロシアンは
わたがし屋さん
お店は大人気
不思議な" わたがし "を売っている
からです
味も色もつけていないのに
人それぞれ 色も味も違うそうなんです
「さあ アナタは 何色の
どんな味になるかな?」
ゾウさんの" わたがし "は
濃い茶色の苦いコーヒー味
「アナタは 悩み事があるようだね
では 魔法をかけて あげましょう」
何やら 粉を取り出し ふりかけながら
呪文を唱えはじめました
(呪文 )『☆゚.*・。ニコニコ ニッコリーノホワホワーン ノ パッチパチー』
ゾウさんは ひと口食べて びっくり!!
" わたがし "は コーラ味に変わっていて
口の中で 飴の粒が 弾(はじ)けます
ゾウさんは にっこり笑って
スキップしながら
帰っていきました
┄┄┄┄
ロシアンの不思議な わたがし屋さん
今日も開店です
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