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【詩】微睡む吾子

微睡(まどろ)むキミに

私は微笑み

そっと頬に触れる

キミは ふにゃっと顔を緩(ゆる)ませ

グーに結んだ手を空に突き上げる


「また、ミルクの途中で
     眠っちゃうのかな?」


あくび を 一つ

微睡むキミ

あたたかな日差し 昼下がり

ふんわりミルクの匂い

ちゅうちゅう と指をしゃぶる音

ふわっと風にカーテンが揺れる

キミと過ごす時間

穏やかに流れる


私も しばし微睡もう

愛しいキミと共に

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