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廃墟メシ4

廃墟メシとは、とある廃墟に立ち寄り、そしてその廃墟から一番近いと思われるメシ屋に行き、食べる。当たり外れは運に任せる。それだけの話しです。

入間市仏子

2021年8月4日、入間市仏子の加治丘陵に行きました。
西武池袋線の仏子駅から、加治丘陵ハイキングコースに向かって上って行きます。
車だと国道468号から仏子方面へ入ります。
で、武蔵野音大附属高の裏手、加治丘陵へ。

展望台方面へ坂道を登ると、左手に表札?

福永さん家?ってこと?
割と独特な表札ですねー。
坂道のハイキングコースを登って行きます。

あっっつい。

仏子の街並みが眼下に見えてきます。
で、しばらく行くと。

むむ。

これは何ですかね。

瓦礫の合間に小屋が。

どなたか住んでいるような、廃墟のような。

所々に椅子やガラス、廃材が散乱しています。

中に入ってみたいような、怖いような。
そうこうしてるとこんな看板が。

文字がかすれて読みずらいですが、どなたかに火を点けられて燃えたとか、犯人は透明人間だとか。。。

やはり廃墟ではなくどなたか住んでいるようで、ただ、ここはハイキングコースだから、不法占拠??
疑問を抱きながら坂道を下り始めると、軽自動車にすれ違う。
運転手はひげを蓄えた仙人風の方が。
この方が居住者さんかも。
で、そそくさと退散しました。

遠慮して、バチバチ写真は撮れませんでした。。

気を取り直して、一番近いメシ屋へ。

武蔵野音大の向かいにあるカフェレストラン、「ア ウン」さん。

地階アトリエ、2階スタジオ、1階がレストランのようです。

店内はこんな感じ。

メニューです。

ワンコイン⁉︎
安!

家内とワンコインシリーズの、
蒸し野菜のトッピングカレー
オリジナルピリ辛豚丼
デミグラスソースドリア
と、
ドリンクにチーズケーキ、アップルケーキまで頼んでしまった。

いずれも、外れなし!うま!
特にピリ辛豚丼が、生姜と唐辛子が豚肉と糸こんにゃくに絡んで、暑い日中にハフハフ言いながらヒリヒリしてウマウマでした!
カレーは家庭の味で懐かしく、ドリアはデミソースがチーズの下に隠れていいハーモニーでした。

で、ケーキ。

フワフワのチーズケーキも美味しかったけど、アップルケーキが絶品!
てか、和洋中、ケーキまで、奥さんが一人で作ってるらしく、旦那は運び専門。
またまたよく働く奥様に出会いましたねー。
ちなみにトイレもピッカピカでした。

もともと練馬で奥さんが洋服屋さんをやっていて、定年退職した旦那さんとこちらに7年前にやってきて、このレストラン、スタジオ、アトリエをオープンしたそう。
奥さん、全く飲食経験なしで始めたそうです。えらい!

武蔵野音大の学生を見込んで、ワンコインシリーズを売りに開業したら、なんとその2年後に大学が江古田に移転してしまったそう。。
今は附属高と幼稚園、音楽教室が残ってるけど、腹を減らした大学生の姿はなし、だそうです。
でもこの美味しさでこの値段、地元のファミリーやママさん達に支持されてるようでひと安心。
これからも頑張ってくださいね!

で、ご主人に聞いたら、例の廃墟は住民さんが住んでいて、不法占拠ではなく土地所有者とのこと。民家の合間にハイキングコースをあとから作ったとのことでした。
住居の方は所謂芸術家の方で、以前は敷地のそこここに彫刻などがあったそう。
それが台風や原因不明の火事で瓦礫になってしまったとのこと。
納得しました。

やはりヒゲの御仁は間違いなく居住者の方とのことでした。

加治丘陵はまだ鹿さんが住んでるらしく、たまに見かけてア ウンのご主人に写真を見せにくる方かいるとか。
自然豊かな丘陵でした。

asuosaでした。

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