CA時代に受けたパワハラからうつ病の発症まで
おこんばんは。はっちです。
眠れぬ夜の記事投稿。タイトル通りですが、実話です。
とにかく恵まれていたCAライフだったなと、今振り返れば思う。
目指すものがあるから訓練も辛くなかったし、新人の時は日本の端から端までフライトしてたくさん美味しいものを食べて、国際線に移行してからは競合路線担当者にしてもらえて。
大好きな仕事を名一杯楽しんでいる時だった。
ある年度末、仲の良い上司との面談で
「最近、はっちちゃん変わっちゃったなと思っていて」
と唐突に切り出された。それから聞かされたのは、寝耳に水の話ばかり。
「全然仕事しないけど、あの子ってどんな子なんですか?」
とよく他のクルーから聞かれることがある。
公私混同している、他クルーのゴシップを言いふらしている
など。
頭をハンマーで打たれたかのようで、正直なところ話が入ってこなかったし、どうやってその日、家まで帰ったのかが思い出せないほど衝撃的であった。
どうしていままで言ってくれなかったんだろう?その場で注意してもらえたらフォローもできたはずなのに。
とてもいい関係で一緒にフライトできていると思っていたのに、心の中では見下されていたの?次にお会いする時は一体どんな顔をして会えばーーー。
それと同じようなタイミングで、社内恋愛していた彼が(パイロットではない)他のCAと浮気をしてお別れすることに。
それからだんだんと、他クルーとの関わりが怖くなっていった。ステイ先でみんなでご飯に行こうという時も、自分は遠慮して部屋に引きこもって寝倒すように。
寝たら全てがリセットされる、何も余計なことは考えなくて済むと思ったから。
そんなことを続けながら半年ほど経った頃。新入時代のインストラクターだった先輩クルーとのフライトがあった。シカゴ路線だった。
この日ばかりは久しぶりにお誘いに乗ろうと、CA5,6人で食事に出掛けた。お酒も入ってたくさんお話をしている最中、私の発言が気に障ったのか、その先輩クルーから
「周りにいる男の人たちははっちちゃんのことを持ち上げ過ぎなんでしょうね」
と言われた。
その場では特に気に留めなかった。
日本に帰着した際、自分のフライトに何か悪いところはなかったかとアドバイスを求めに行くと、「少し話そうか。」と言われ、
フライト自体はよく頑張ってくれて助かった。
しかし、ギャレー(機内台所)に入っている時の他クルーとの私語が下品すぎる。
正直なところ、パイロットからもよくない噂を耳にしている
と。
「久しぶりにご一緒したのにそんなことを言わせてしまって申し訳ありません。」と伝えた。
付き合っていた彼からもいつか言われた、
「あの子には気をつけてって、他の先輩から言われる俺の身にもなってよ」という言葉が頭をよぎった。
仕事も恋ももう終わったな、と抜け殻状で、一人暮らしの家に帰宅したらベッドに直行。
メイクも落とさずシャワーも浴びず、食事は手の届く範囲にあったチョコレートと水だけで済ませ、OFFの2日間、ひたすらにまた寝倒した。
続く
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