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3.11 いま私には何ができるのだろう。

2011年3月11日の東日本大震災から、今日で9年経つ。9年前のこととなると、思い出せることが減っている。

当時、私自身が何をしていたかは覚えていない。はっきり覚えていることと言えば、車や家、人が津波に流されている姿と、「逃げろ」と泣き叫ぶ声。テレビから流れる映像は、まるで映画のワンシーンのようで、ただ呆然と眺めていた。

これが「現実」だと理解するには、そう時間は掛からなかった。どのチャンネルを変えても、凄惨な光景の報道だらけで、嫌でも受け入れざるを得ない。

連日続く報道で、事の深刻さを知った。

多くの犠牲者を出した東日本大震災。ある日突然、日本中を絶望と悲しみに包んだ。

当時22歳の私は「私には何ができるんだろう」と悶々と考えていた。でも何もできなかった。だけど本当は、そうやって自分を慰め、現実と向き合うことから逃げていた。

私の生活は何も変わらない。だからこの出来事を、心の奥底では、やっぱりテレビの中の話(他人事)だと感じていた。心が未熟だった私は、そうやって自分を守っていたのだと思う。

震災から5年後、私は被災地を訪れ、現地の方の話を聞く機会があった。

そして震災から9年経ったいま。いま私には何ができるのだろう。

それは当時を振り返り、今できることを考え、前に進むことではないだろうか。

ネガティブな日が訪れても、明日がきっと今日よりも明るいと信じて、一歩ずつでも前に進んでいく。そんなセカイが当たり前になるように、日々を紡いでいきたい。

だから私は3月11日を忘れない。

わぁぁーーーー!!が、、、頑張ります!!