見出し画像

自分はどうなりたいのか?何をなしたいのか?

表紙の心を燃やせは直接関係ありませんが、自分は何に心を燃やしたいのか、最近参加したイベントで感じたことを今日は書いてみようと思います。

まずは、2020年の11月22日に公務員オンラインサロンで知り合った、島根県安来市職員の安達元紀さんにお声掛けいただいて、元紀さんの主宰する「山陰効果団地」に参加させてもらいました!

画像1

なんとプレゼンする機会までいただいて、今までこのノートや隣の公務員で書いてきた「仕事と育児とヤリタイコト」についてちょっとだけお話ししてきました(≧▽≦)その名の通り山陰の方が参加者の中心でしたが、関西からの僕も暖かく迎えていただき、皆さんと前々から友達であったかのような本当に心地よい空間でした。ここをプロデュースできるのも元紀さんの人柄ゆえなんやろうなあと改めて感じました。

山陰効果団地はもう10年以上も地域をつなぎ、公務員でない方々の方が多く所属するコミュニティで、山陰地域愛に満たされた本当に暖かくて居心地のいい場所でした!地域の課題は地域にしかなく、役所の机上で考えていてもマッチした解決策なんてそうそう出るものではない。こうした地域をつなぐ活動こそ本当に尊いものだと感じましたー!

うちの「せんたま」もいつかこんな風になれたらいいなあと憧れるばかりで、駆け出しの僕の方がお話しさせてもらうなんて良いのかなって気もしました。でも、非常にみなさん共感してくれて初心を感じていただけたら嬉しな~と思いました。

画像2


そして、今日12月6日はちょうど昨年のよんなな会でご一緒した「ちゃんわか」こと若杉さんにお声掛けいただいて、よんなな中四国会「キッカケ!中四国」にオンラインで参加してきました!

画像3

後ろのオンライン参加者のところにいるんやけど見えるかな~。コロナの時代に合わせて、少人数でのリアルとオンラインを組み合わせたハイブリットで、ちゃんわか始め事務局の皆さんの熱量をヒシヒシと感じました。

公演内容もめっちゃ熱くて、今年の公務員アワードを受賞された「ジャンボ亭小なん」師匠(倉敷市の牧野浩樹さん)の税金Gめん落語にはじまり、博報堂ケトル日野 昌暢さんによる「地域活性化する情報発信の極意」
倉敷市三宅 香織さんによる「職務の枠は見ないフリ」と続きました。

日野さんは「うちには何もない」と言いがちな地方都市の魅力を見出しPRの手法を使ってプロデュースされており、なかでも後継者不足に悩む地元の名店を「絶メシリスト」として新たな価値を持たせ、見せる切り口を変えることで寂れてしまった商店街や地域経済に活力をもう一度取り戻す取り組みをされており、どの地方にも共通する課題に対して見事なアプローチをされていると感じました!これはほんとうちでもマネしたい!

そして続いての三宅さんのお話し。このお話が僕にはドーンと響きました。響いたというか、自分の生き方に問いかけを受けた気がします。

お話しは三宅さんのこれまでの公務員人生の中で、公務員は「社会課題解決のために存在する」というメッセージと、与えられた仕事を淡々とするだけの人は「職務人」であり「公務員ではない」というメッセージでした。

僕も、何度もノートとかで書いてきたように、自身の生き方として①目一杯育児に参加し、我が子に「愛されて育った実感」を沢山沢山注いで、生きていく基礎体力をつける。②子どもが生きる未来を幸せな時代にするために小さなことでいいので社会課題に対してアプローチする。この二つを人生の目標にしています。

でも比重は圧倒的に①に重きを置いており、子どもと目一杯向き合うために、必要な時間は必ず①に使うって決めています。すると、かつて目指していた自分のイメージするスーパー公務員像は無理で、土日はほとんど子どもに使います。そしてそれ以外で平日の夜など「出来る範囲で、無理なく、楽しく、末永く」②の活動をしようと。一人で100歩も1000歩も先んじることはできないけれど、自分は出来る範囲の5歩ほど頑張って、1歩踏みだせる1000人の仲間を作りたいと思ってます。そう、納得してこの生き方を選んでいる。そしてそれは徐々に実を結び、「せんたま」でも色んな人が参加してくれるようになり少しずつ知り合いも増えてきた。また、オンライン市役所への登録人数は貝塚市が15名となり、500人規模の自治体として率は日本有数ではないかと思う。1歩踏みだす仲間は着実に増えている。

けど、こうして一人で何十歩も成果を出されている人のお話を聞くと、「このままでいいのかな」って自身に対して思いが湧きます。繋がりが趣味になってしまって、「仕事や地域の幸せ、社会課題の解決に繋がっているか?」

オンライン市役所やせんたまで得た知見で①の役立っていることは大いにあるし実感もしているので、自分としては納得感も大きい。しかし、②に対して何かできているか?との問いにはまだ特段の成果は上げれていないのかなあと思う。そしてそこにはキャリアの問題もいつもついて回る。

今僕はまちづくり課という空き家を担当する部署にいる。空き家は昨今話題の社会課題であり、やりがいもある。が、どこまで行っても個人資産の為に対応は非常に難しい。また、一応大阪府下と言うことも有りまだ人口減少に転じつつもボコボコと管理不全空き家が出てきている状態でもない。利活用や空き家バンクと言ってもまずは相談に来てもらわねばならず、空き家と思しきだがキレイに管理されている物件に「利活用どうですか?」とか「リノベして地域の拠点に?」とかの営業はしていない。意向調査はするよ。利活用をお勧めすることもある。けど、最後は個人の資産なので、個人さんがちゃんと管理して誰にも迷惑をかけていない物件に対して、あーしろこーしろ役所が言うのは違うのではないかとも思う。もちろん相談に乗る旨の周知PRは行っているし、相談があれば全力でサポートしているのでお節介なくらい寄り添ってるつもりはある。けど絶対数は少ない。

こないだまでいた子ども福祉課よりも大分と余裕があるのである。

でも町はシャッターであふれ、課題はきっとある。役所の職員は地域に出ろと言われて久しい。が、町会や民生委員さん以外のところにどうやって出ていくか。どうやって地域の人と繋がるか。山陰効果団地の元紀さんのようにどうしたらなれるか仕事に還元できるかそれが昨今の自分の課題。

プライベートから繋がりを作って、仕事にフィードバックするにはやはり、すでに地域とつながってる人を捕まえて土日に地域で一緒に汗をかいてと展開するのが良いと思ってはいるのだけれど、自分の軸として①が②に優先するって決めてるので子どもが一緒にやってくれるならともかく、イオン行ったり映画見たり公園行ったりする時間を削る気はないのである。やっぱ究極①の方が自分にとって大事と感じているから。

仕事で・・・となると業務時間中にさてどこにお話しに行けばいいのか? なんだか最近モンモンとしてる。

そして、先述したキャリアの問題。僕は平成29年度に子ども福祉課に異動になり、それから3年間児童手当や福祉医療、児童虐待対応に従事した。子どもが好きということもあったし、児童虐待っていうそれこそ喫緊の社会課題に対して一人でも多くの命を救いたいと、特に3年目は子ども家庭総合支援拠点の設置も含めて今までの繋がりも駆使して物凄く頑張った。甲斐あって令和2年4月には支援拠点設置にこぎつけた。この年は自分の作ってきた繋がりが②にかなり活かされたと実感した。さあ、運営初年度、3年目に作った繋がりをもとに市役所内は元より病院や児相、警察、学校その先にある地域ともガンガン繋がっていくぞ!児童福祉に寄与していくぞ!と思っていた矢先の異動であった。

別に異動に文句があるわけではない。役所なんだから異動は当然。しかし、3年勉強して人脈も作ってこれから土台を作るんだってタイミングだったこと、また児童虐待は超個人情報なので異動したら今度は簡単に触れらせてもらえないものになる。それでもめげずに前の課に関わり続けて、作り始めた外との人脈をそっち方面で伸ばしていくべき?

いや、やっぱり役所である以上、要請があればともかく、個人情報のこともあり、ガッツリってわけにはいかない。じゃあ、次の課の次の課題で地域と繋がって行ってもまた異動の時にリセットになってしまう?そういえば平成29年の異動の時もそうだった。それまでは道路公園課にいたが、平成27年ごろから外の活動に徐々に目覚めた僕はたまたま市内を走る鉄道の活性化事業が道路公園課の担当になったこともあって、鉄道事業者などと繋がりを持て始めていた。しかし、当時欠員もあり残業も多かった子ども福祉に異動したことでそれを維持できなかった。そして令和2年の異動でも、作りかけた頃に異動が来る。

仕事は引き継げばいいって言うけれど、信頼してもらうのはまず「人」であって「人」と「人」の腹を割った関係からしか「信頼」は生まれないと思っている。なので、前の担当が付き合ってた人はこの人だよーって言っても、役所のルーティンにない「重要だけど喫緊でない仕事」は途切れてしまう可能性がある。仕事として地域と関りを続けていくにはどうしたらいいか。

坂井閣下の意識他界系の教えでは、しょせん人事は自分では決められない「ひとごと」自分のやりたいことは自分で決めて、自分の繋がりたい〇〇さんと繋がって、アナザースカイですればいい。と教わった。真理である。僕もそう思う。

とすると、やっぱり異動に左右されないプライベートの関係を貝塚市役所の八野さんではなく、八野裕嗣「はっちー」個人として信頼を結び、それを元に仕事にフィードバックする。やっぱそれしかないのか。でもそれをすると自分の軸に置いている①とどうしてもバッティングしてくる。①を満たしつつ出来る②は「せんたま」やオンライン市役所で精一杯しているつもりもある。これ以上睡眠時間を削ってまでは難しい。

うん。それでいい。いつもそう納得して、自分の人生を生きている。けど、こうして100歩すでに歩いている人のお話を聞くと、自分は仕事に還元できているか、本当に本気になっているか、もっとできるんじゃないかと心がヒリヒリする。

でも一方で真に本気で育児に取り組み子どもと向き合い時間を使っている自負もある。たまたま児童福祉の分野においては①と②のリンク度合いが高かっただけなのかもしれない。

一日は24時間しかなく、一年は365日しかない。子どもは日々大きくなり成長を見逃している場合ではない。一方で退職までの時間は20年をきり当然ドンドン減っていく。自分はどう生きていきたいか。不惑の40代ってこんなに迷うものなのww?

山陰効果団地とキッカケ中四国のレポートのつもりで書き始めたけど、なんか生き方の話になってしまいました(^▽^;)途中からテーマ変わってごめんなさい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?