#8 ポロシャツ 第一話 〜 The First Step〜
今回は夏も近いしポロシャツの歴史を振り返る(OvO)
と言っても自分自身ポロシャツをほぼ着た事が無いのだが_:(´ཀ`」 ∠):
販売員時代に学んだ事をとりあえず書き綴る。
時は1920年代。
とあるフランス人テニスプレーヤーの願いから始まった。
ルネ・ラコステ
全米・全英で2回
全仏で3回の優勝を誇る名プレーヤー。
そう、ポロシャツの The First Step は
テニスからだったのだ。
当時、テニスウェアといえばネルシャツやオックスシャツなど一般的な長袖シャツを動き易いよう大きめに着ているような感じで
テニスウェアなるものが存在しなかった。
もっと吸汗性に富み動き易いウェアでプレーしたい。
試合で訪れたイギリスで、人気のスポーツ
ポロ競技選手の着ている物が目に止まった。
コットンジャージーの丸首ウェア。
はい、#1で取り上げたTシャツってヤツ。
コレはイィ!紳士のスポーツらしく襟を付けて
着やすいように2.3個ボタンで開閉できるようにして…と(^◇^)
ポロシャツの完成。
コレは、諸説ありらしく、元々ポロ競技のウェアには襟があった。など言われたりするが、
ラコステ本人がポロ競技のウェアに襟を付けたと言うのだからそう信じよう。
そもそも、1900年代にブルックスブラザーズが
ポロカラーシャツという
現代のボタンダウンシャツを発表している。
コレはポロ競技を観戦している際、選手が風で襟がなびいて邪魔な為ボタンで留めていたのを見て開発されたとの事。
つまりポロ選手は襟付きを着てる者も居た事になる。
とにかくポロシャツを着て活躍するラコステを観て他のテニスプレーヤーも着るようになる。
時を同じくしてポロ競技の正式なユニフォームが襟付きTシャツになったようで、
襟付きTシャツを公式に取り入れたのは
ポロ競技が最初だからポロシャツと名付けたよ。
くらいに思えば良い。
ラコステは引退後、1932年にフランス繊維企業と共同でジャージー素材の新たな編み方を
研究開発し高温多湿の中で動き易さ通気性に特化した 鹿の子編み を開発。
この素材を使い1933年、ブランドとして
ラコステが誕生。
一般にもポロシャツを普及させて行く。
ラコステが本格的にブランド展開していくのは
戦後の事となっていくが、
今と変わらないポロシャツはこうして生まれたのだった。
素材開発以外にもラコステは
今のファッション業界に革命をもたらしていた。
ロゴマークを目立つ所に付ける。
左胸にワニのマークを付いてたらラコステか
クロコダイル。
カラフルな傘のマークはアーノルドパーマー。
月桂樹マークならフレッドペリー。
ポロ選手マークならラルフローレン。
ファッション業界における
ブランドロゴという革命であった。
そして、なぜラコステはワニのマークなのか。
ブランド説明をする気はないがポロシャツの
歴史に残る第一歩なので次回に書き綴る事にしよう(・Д・)
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