奴隷はライフスタイル
男女の間には溝がある。
男が女にエロスを感じるということは、簡単に言うとその女を
手に入れたいという事だ。
自分にはないものだから欲しい。美しいものを欲しい。快楽を欲しい。
そして女はただ奪われるだけだと嫌だからそれに見返りをつける。
カネや地位や名誉など。
しかし一方で、男より精神的に優位な女はそのような搾取されるような
暮らしに不快感を覚え、社会的に自立して女性の権利の拡大を願った。
自由に暮らしていけるように。自由に結婚できるように。自由に行動できるように。
かくして女性の権利は上がったのだが、女はちっとも幸せにならなかった。
なぜか?
男は相変わらず女を見るとエロスしか感じないし、さらに男は「自分は負けたくない」という思いが強すぎ、それがまた女から見ると精神的に未熟であると判断するしかなかった。
結果的に女は結婚できなくなった。「まともな男がいない」という言葉に集約されると思う。暴力を振るう男から逃げ、金でなんとかしようとする男から逃げ、そうでない男の多くは女に立ち向かう勇気もなく自分から身を引いた。
結果的に「幸せな家庭を築いている家庭」が夢や幻のようなものになってしまった。そこに至るまでに男も女も愕然とし、子供を育てるため、老後に蓄えるため経済的にどれぐらい必要かも計算してみて愕然とし、もはや色々なものを諦めながら生きている。
さてこの問題だらけの世の中の状態に、男が立ち向かうとしたらどうするしかないだろう。
もう「負けたくない」の方向を変えるしかない。
「女に負けたくない」ではこの状態は変わらない。
「この今の偏見に満ちた男女間の関係に負けたくない」と考えるしかないだろう。
かくして、奴隷というライフスタイルが生まれた。
女性を性的な目で見ないこと。
女性より優位に立たないこと。
女性の幸せを考えられること。
そういう思いで、奴隷活動をしています。
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