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【登壇振り返り】JAWS DAYS 2022

こんにちは、HACARUSでデータサイエンティストをやっている宇佐見です。
先日10月8日、JAWSDAYSにて登壇させていただきました。JAWSDAYSはAWSのユーザーグループであるJAWS-UGによって開催されるイベントの中では最も大規模なのもであり、最終的な参加申し込み者は2400人を超えるほどになっていました。


今年はハイブリッドな開催ということで、オンライン、オフラインの会場が用意され、登壇はオンラインで配信され、オフライン会場ではその映像をパブリックビューイング的に見るという形を取られていました。
登壇準備などしてて自分はそうたくさんの登壇は見れなかったのですが、見られたものについて書かせていただきます。


AIの専門家がオススメするデータレイクとパイプラインの定石  ( 山口 陽平さん )


AWS上で保存するデータ構造やパイプラインの話をされていました。csvからparquetへの変換は知らなかったので、ストレージを圧迫したり、データが大規模になった際は検討したいと思います。

大規模自然災害に耐えられるAIをサーバレスアーキテクチャを用いて構築してみた!  ( 檜垣 宏策さん、栗岡 洋太さん )


サーバレスアーキテクチャを用いて、普段はコストを抑えつつk大規模災害時にアクセスが一気に増えてもスケールしやすいシステムを構築されたお話。Lambdaの容量制限に立ち向かうためにOpenCVをソースから必要なもののみビルドするあたりはかなり苦労が伺えました。

AWSマネージドサービスとのテスタブルなアプリケーションコード ( 清家 史郎さん )


アプリケーションの規模拡大を例にとり、どうやってAWSと連携するシステムのテストを構築するか、またマネージドサービスのエミュレートを行って実際のAWS上のシステムを用いなくてもテストできるようにする方法についてお話しいただきました。PHPを例に使われてましたが、コードの細分化などユニットテストを書きやすいコードを書く考え方は非常に参考になりました。

An Introduction to Amazon’s Culture of Innovation ( Jeff Barrさん ) 


JAWS DAYSのために来日されたAWSのJeffさんの発表は、Amazonのカルチャーについてのお話でした。どのようにして新しいプロダクトを作っていくのか、そしてAWSであってもどれだけの失敗をしてきたのかというお話しから、AWSが社員に求める像につなげつつお話されていました。個人的にはJeff Bezosの”Customers are dissatisfied…(中略) even when they don’t yet know it” がピンときました。まさにこのあたりがビジネス開発の妙かと思います。

地理空間情報・文化財のためのAWS  ( MIERUNE Inc. 西尾 悟さん )


地理空間情報をどう遅延なく、負荷を少なく扱うかというお話しで、全ての情報をそのまま読み込むとあまりにラグの大きいシステムになるため、クラスター表示してある範囲にはどれだけの情報が含まれているのかをズームレベルによって調整すると言う発想はおもしろかったです。

実データで異常検知できる「Random Cut Forest」ハイパーパラメーター設定の実際 ( 松下 享平さん )  


Random Cut Forestは知らなかったのですが、AWS上ではいろいろなサービスで使えるようですね。特に周期的な時系列データの異常検知に強いようで、そう言う意味ではサーバー負荷の異常検知などは使いやすそうな気がします。Sagemakerでも使えるようなので、試してみたいですね。

VPCのアウトバウンド通信を制御するためにおさえておきたい設計ポイント
 ( 高関 拓也さん )


VPCから外に出る際に通信を制御する時のお話し。うちのプロダクトでもセキュリティやコストの観点からアウトバウンド通信をうまく制御できているのか?というのはふと考えさせられました。動画見直して、自社のプロダクトにも反映させたいです。


以上私が視聴したセッションでした。他にもたくさんのセッションがあり、時間が被ってしまっていた関係でおもしろそうなのに見れなかったセッションもありました。
アーカイブ動画が公開されましたので、他のセッションもみてみようと思います。

また、私は大阪会場にての参加だったので、懇親会にも参加させていただきました。セッション中はみなさんセッションを見ているので中々会話もできなかったのですが、懇親会で参加者やスタッフの方とAWSのさまざまなサービスについてのお話しをできたので、これもオフラインでの参加の良さかなと感じました。

最後に、JAWS DAYSは完全にボランティアで開催された中、配信トラブルもなく運営されたスタッフの方々には本当に感謝しかありません。
この場を借りてお礼申し上げます。

アーカイブ動画

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