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61. WWF(World Wide Fund for Nature(世界自然保護基金))とは?:人類が自然と調和して生きられる未来

みなさんこんにちは。


 以前の記事に出てきたWWFという団体についてみなさんはご存知ですか? 僕はあまり知りませんでした笑 ということで、今回はWWFについて調べていきたいと思います。


WWFとは?何をしてる団体なの?

 WWFの正式名称はWorld Wide Fund for Nature(世界自然保護基金)と言います。

 WWFは「人類が自然と調和して生きられる未来」を理想として掲げています。 この理想を達成するため、WWFジャパンは、日本人になじみの深い自然の中に人間が存在するという自然観を取り入れて、日本国内および日本が関係している国際的な問題に取り組んでいます。


日本におけるWWFの目標

1. 生物の多様性を守る

 日本には様々な野生生物がおり、日本人はその多種多様な生物と共存していますが、野生生物のことを考慮せず開発を行うことがあります。 その結果、野生生物の大幅な減少や絶滅を招く恐れがあります。

 生物の多様性がもたらす恵みによって豊か社会の基盤になるだけでなく、生物の多様性自体に価値があるという認識で、その保全に努める必要があります。 日本に住む人々が生物の多様性を活用しつつも、自然との独自の生活や文化を見直していくことが大切です。


2. 再生可能な自然資源の利用を、持続可能なものとする

 今生きている人と未来の全ての人々が平等に自然資源を利用できるようにすることを目指しています。

 大気や森林、土地、海洋などに存在する自然資源を過剰に利用すると、再生できなくなったり、回復に長い時間がかかってしまい、資源の枯渇に繋がるため、持続的なものである必要があります。

 また、資源は世界で平等に使われている訳ではありません。 世界の80%の資源は20%の人々が利用していますが、日本はその20%の中に入っています。 自然資源も様々な形で利用していますが、特に木材や水産物の利用は、世界の中でも多く使われており、国内だけでなく、貿易を通じて世界ののさまざまな地域に影響を与えています。

 さらに、僕たちが受けている自然の恩恵を同じだけ将来の人たちも受ける権利があります。 それを守るために、今の自然資源の浪費や破壊が、将来の人たちの負担とならないように、自分達の自然資源の利用のあり方を変える必要があります。

 WWFジャパンは、日本での自然資源の利用のあり方を持続可能なものへと転換しています。


3. 環境汚染、および資源・エネルギー

 消費による環境への負担が少なくなることを進めています。 今の日本の生活は資源とエネルギーを使う前提で成り立っており、この大量消費は自然環境の汚染や劣化、それによる人間への被害という形で、影響を出しています。

 しかし、そうした影響を考慮することが、現代社会の仕組みに組み込まれている必要があります。 消費による取り返しのつかない影響を生み出す前に、影響が大きいと考えられる場合は、問題があるかが不確実でも予防の措置が取られる必要があります。

 同時に社会が環境負荷が少なくなるようにすることも必要です。 そのためには一人一人が環境負荷の低いものを選択するようにする必要があります。 その仕組みを確立し、企業においても環境に配慮した活動を評価し、成長するモデルを作ることが必要です。

 WWFジャパンは、行政や産業界、そして消費者とのパートナーシップの下に、日本が環境負荷の最小化された社会へ移行していくよう働きかけています。


日本におけるWWFの役割

 住民、専門家、行政、産業界など、さまざまな分野の人が一体となって環境問題に取り組む必要があります。

 WWFジャパンの役割は、さまざまな分野の化学的根拠に基づいた現状分析と将来予測を行い、具体的で現実的な策を提案し、具体的に誰がどう行動し何を変えていけばいいかを考え、実現させることです。

 現在取り組んでいるプログラムごとにターゲットを設け、それを達成するために、「解決策を考え、提案し、実現に向けて行動する」という役割を通して達成します。

 WWFジャパンが単独でできることが少ないため、さまざまなグループとみんなの力で達成する必要があるとあります。 協力関係を築き、環境保全の取り組みを発信している中で、僕たちができることは何か、一緒にできることは何かを考えて行動することが大事かもしれません。



まとめ

 今回は、WWFジャパンが何をしている団体か、またどんなことを理念に動いているのかを調べてみました。 単独でできることは少ないかもしれませんが、さまざまな企業や活動と協力し、一般の人たちが協力して参加できるものも数多くあります。

 そのような活動に一つでも参加し、環境について考えるきっかけを作るのもいいかもしれませんね。


それではまたどこかで。

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