【ボカロP HABA誕生物語】第3話

※前回までのあらすじ
ついに専門学校に入学したHABA。
念願だったバンドを組み、華やかな学校生活を送っていけるのか!?
始まり始まりー。

遂に始まった学校生活

私が入学した専門学校のアーティストコースには、各楽器の腕を磨くギター、ベース、ドラム、キーボード専攻がありました。
その他ボーカルコース、音楽制作コース、音響コースなどなど。

私には、入学してびっくりしたことがありました。
それは音楽コースの生徒の少なさです。
音響やボーカルコースはある程度の人数がいたのですが、楽器系のコースはギターが僕を含め2人、ベース2人、ドラム1人、キーボード0人でした。
……少ないですね。

その後、もう1人のギタリストはかなり早い段階で退学したし、2年生にはギターの生徒が1人もいなかったので実質ギタリストは私1人でした。
私が通っていた専門学校では大きなライブが年2回、卒業までに計4回ありました。
各楽器隊の授業とは別にアンサンブルという授業でボーカルコースと合同で行う授業があったのですが、そこでバンドを組み卒業まで4回のライブを行う、という流れでした。

余談ですが、アンサンブルの授業で初めて演奏した曲はビートルズのGet Back、ギターの授業ではグリーン•デイのバスケット・ケースでした。
懐かしい…

感のいい方はもうお分かりかもしれませんが、ギターが1人ということはボーカルの人数に対してバンドを組むとなると私は引っ張りだこになるわけです。
入学当時ボーカルは、10人くらいいたので少なくとも10バンドは組まないといけないはずだったのですが、入学間も無く半分くらいは退学したので、5バンド程度で済んだ気がします(この辺は記憶が曖昧です)。

その中で1番力を入れていたのが、ボーカルコース唯一の男性ボーカルのバンド『MATCH』でした。
名前がダサいですね。音響コースの生徒に、ライブに出る時にバンド名が必要になるから今すぐ教えてほしいと言われた時に飲んでいたのがMATCHだったのでとっさに答えたのがその名前でした。

MATCHの曲は全て私が作曲していたのでその分思い入れがあったのだと思います。
ちなみに作詞はボーカルに任せており、私が本格的に作詞を始めたのはボカロPになってからです。

ちなみに、楽譜が全く読めないのは私だけだったので
この時期は皆に追いつく為に猛勉強しました。
今となっては大半忘れてますが。。。

これからの2年間はMATCHとしての活動+αとなっていきます。

 HABAの恋

これいるんか?
と思いましたが面白いのでいれておきましょう。笑

私には入学当時から好きだったボーカルコースのAちゃんがいました。見た目ギャルでさばさば系の女子でした。
1年生の前半からわたしが猛アタックして、なんとか夏祭りに2人で浴衣を着て行くぐらいの仲にはなっていました。付き合うという概念がないというか、お互い好きであれば友達のままでもいいんじゃない?
という考えの持ち主だったので私からの告白は何度も断られていました。

最終的に、泣きながら謝られ私も一度はAちゃんのことを諦めざるを得ませんでした。ちなみにその時のセリフが『好きにならせてくれてありがと』でした。
今思い出しても泣ける。。。

それからだいぶ落ち込んだ HABAは
なんやかんやあって他の子(Bちゃんとしておきます)と付き合うことになりました。
1年生の秋くらいだったと思います。
Bちゃんとはすぐに別れたのですが、Bちゃんと私が付き合っていた時Aちゃんは凄く寂しかったそうです。
そのことを知った私はまたAちゃんに猛アタックをすることになるのです。

依然として断られ続ける私でしたがある日『付き合おっか』というメールが届きます。
どういうことか聞くと、なんでもないの一点張りだったのですが最終的には相手が折れて本音を漏らしました。
ようやく付き合えたのは、私たちが2年生になる少し前でした。
嬉しかった…。

何の話をしているんだ私は…
思い出がありすぎてまだまだ語れるのですが、それだとキリがないので2年生編に突入していきたいと思います。

ですが、長くなってきたので今日はこの辺で!
続きは第4話でお楽しみ下さい。
ここまで読んで下さってありがとうございました。

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